カート

化粧水はいらない
スキンケアを見直してみませんか?
心豊かに年齢を重ねるために

〜大人の女性の美しい肌質の秘密〜


粧水をつけるほど、スキンケアをがんばるほど、肌にうるおいが宿らなくなっていく、不思議な現象...

気づいたら、乾燥肌・敏感肌に...

あなたの、その肌の悩みはいつからですか?

スキンケア製品の研究・開発に携わってきた私は、化粧水には「肌の悩みに繋がる見過ごせない矛盾」があると思います。

この「矛盾」からの解放が、キメが整い、うるおいに満ち、触れるたびに心地よく感じる「美しい肌質」に繋がるはずです。

化粧水は、メーカーの宣伝や美容雑誌などで、「肌にうるおいを与え、美容成分を浸透させる基本アイテム」と謳われており、多くの人がその効果を信じてたっぷり使用していると思います。

ですが、肌にとって本当にプラスになっているのでしょうか?

近年では、化粧水の有効性について皮膚科医の間でも見解が分かれており、「化粧水を使う意味はない」といった意見も聞かれるようになりました。

・化粧水は、ほぼ水分なので保湿に使う意味はあまりない

・化粧水は肌のバリア機能を弱めてしまうのでおすすめしない

・肌が薄い日本人には化粧水での保湿が必要

...このように、専門家でも意見が分かれるほど、化粧水にはたくさんの疑問が残されています。

化粧水を使うべきかどうか、明確な答えが得られない状況になっているのは、なぜでしょうか?


化粧水の「見過ごせない矛盾」


ょっと考えてみてください。

例えば、お風呂に浸かっている時やシャワーを浴びている時、お湯が肌に吸い込まれていく感覚はありませんよね?

それは、私たちの肌は、肌の表面でうるおいを担っている「角層」によって、まるで朝露をまとった若葉のように、水分を適度にはじき返す性質を持っているからです。この水分を「はじく機能」があるからこそ、肌は乾燥を防ぎ、みずみずしさを保っていられます。

それなのに、化粧水で肌に水分を繰り返し与えようとするのは、矛盾していると思いませんか?

私たちの肌のうるおいにとって本当に意味があるのでしょうか。


矛盾の解消が必要


数年前、私は「肌の本当のうるおいとは何か」と深く考察する中で、「化粧水はいらない」という結論に至りました。そして、自身で開発した化粧水の販売をやめました。

「化粧水の矛盾」には、うるおいを担っている「角層のすこやかさ」を損なうリスクがあるからです。

そのことに気づかないまま化粧水をたっぷりと使い続けていると、過剰な水分の影響で角層がダメージを受け、肌の調子が不安定になります。

様々な悩みが生じる原因になってしまうのですが、これまでのスキンケアを思い返してみて、思い当たることはありませんか?

例えば、「化粧水をたっぷり使っているのに乾燥が気になる、肌が敏感になっている気がする」など...


化粧水に頼る保湿を見直す


は、毎日のスキンケアが「美しい肌質」に繋がるように、化粧水に頼る保湿を根本から見直しました。

そして、角層をすこやかに保つ「本質的なスキンケア」を追求。乾燥肌・敏感肌の悩みに寄り添った必要最小限の3つの基本アイテムを開発し、心豊かに年齢を重ねたい大人の女性をアシストしています。

繰り返しますが、「美しい肌質」とは、キメが整い、うるおいに満ち、触れるたびに心地よく感じる肌質で、すこやかな角層そのものです。

美白やシワ改善といった概念を超え、年齢を重ねて生まれる豊かな表情とともにある、「大人の女性ならではの魅力」を生き生きと映します。

なぜ、化粧水の販売をやめるという決断に至ったのか、そして、角層をすこやかに保つ「本質的なスキンケア」とは何か。これから詳しくお話ししていきます。

10分ほどお時間をいただきますが、このページを読み進めることで、きっとあなたのスキンケアに役立つ新しい発見があるはずです。


化粧水がいらない理由を解説中

配信開始2007年
最終更新2024年07月



必要悪との葛藤


なたは、大人の女性として、スキンケア製品を選ぶとき何を重視していますか?

配合されている成分でしょうか?

それとも、使用感や香りでしょうか?

私が、HEMUE(ヘミュー)を始めたきっかけの一つは、かつての化粧品会社での葛藤です。

今は60代になりましたが、30代後半まで勤めていたその会社は、いわゆる無添加・自然派化粧品を全国展開していました。私は販売サポートの一環として、製品説明会などでプレゼンを担当することもありました。

植物由来の成分にこだわる製品コンセプトには共感していたのです。

その一方で、私にはどうしても納得できないことがありました。それは、「合成界面活性剤」や「合成防腐剤」など、本来は「添加物」と呼ぶべき成分を使いながら、無添加・自然派と謳っていることです。

例えば、「合成界面活性剤」は、製品のテクスチャーを良くしたり、水分と油分を混ぜ合わせるためなどに使われます。また、「合成防腐剤」は、製品の品質を保つために使われます。

しかし、これらの成分は、植物由来であっても石油由来であっても、肌への刺激となり、乾燥やかゆみ、肌荒れなどのトラブルを引き起こす可能性があります。

「肌への優しさを追求したい」という気持ちと、「製品の安定性を保つためにこれらの成分が必要だ」という現実との間で、私は葛藤していました。

だからこそ、HEMUEを立ち上げる際には、「必要悪だから仕方がない」という安易な妥協は絶対にしないと決めました。「大切な肌のために本当によいことをしたい」という想いに、まっすぐに応えられる製品の開発に取り組んだのです。

けれども、当時の私は、まだ「化粧水の矛盾」に気づいておらず、化粧水をたっぷり使うことが保湿に良いと思い込んでいました。

当然のように、化粧水を軸にしてスキンケア製品を開発し、HEMUEを始めたのですが...


化粧水の限界と新たな疑問


005年のHEMUEのスタートから2年目、夏から秋にかけて「肌が乾燥する」というお客様の声が増えてきました。

HEMUEを使って一旦は乾燥が落ち着いたのに、秋になって再び乾燥が気になってきたというケースが多く、「化粧水をたっぷりつけても、美容液やオイルの使用量を増やしても、うるおい感が持続しない」「夕方になると目元や口元がカサカサする」...というのです。

実は、以前勤めていた化粧品会社でも、同じような悩みを持つお客様の声をよく耳にしていました。肌の状態には個人差があるとはいえ、私は、「合成界面活性剤などの刺激成分が肌のバリア機能を弱め、乾燥を招いているのでは」と考えていました。

ですから、HEMUEの製品には、このような刺激成分は含まれていません。

「なぜ、うるおい感が持続しないのだろうか...」

最初は、「もっと保湿力を高める方法はないか」と考え、私は化粧品成分に関する資料を集めました。

その時、ある化粧品原料メーカーの資料に「許容量を超えた水分で角層が壊れだす」という記述を見つけたのです。

「あ、これが原因だ…」

健康な角層と不健康な角層


乾燥は保湿不足ではなく角層の未熟化


なたは、「肌のうるおい」というと、何を思い浮かべますか?

水分や油分(皮脂)が浮かぶと思いますが、実はもっと複雑なものです。

肌のうるおいを担っているのは、肌表面の角層です。

皮膚科学の専門書では、うるおいは、「肌表面、角質細胞内、角質細胞間の3カ所に存在する保湿因子(皮脂膜・NMF・細胞間脂質など)や、これらの保湿因子の働きによって保たれている水分」と定義されています。

簡単に言うと、肌のうるおいは、水分や油分だけでなく、「角層」を構成している全ての要素で成り立っているということです。

例えるなら、角質細胞がレンガ、保湿因子がセメントで、それらが組み合わさってできた「角層という壁」がうるおいそのものです。

そして...

(1)角層は、外の刺激から肌を守る「バリアの役割」をしており、角層自体と肌内部を守るため、水分を適度にはじくようにできている。この機能があるからこそ、肌はみずみずしさを保てる。

(2)角層には、自然に保持できる水分が含まれていて、仮に、その水分が半分蒸発したとしても、「(顔の肌には)目薬2、3滴程度」の水分を補えば十分。

(3)化粧水での水分補給は「角層が自然に保持できる水分量」を簡単に超えてしまうので、その過剰な水分で角層が膨らんで、構造が乱れる原因になる。(再生医療に携わっている医師の中には、同じ指摘をしている医師もいる)

(4)もし、化粧水をつけるとしても極少量に留め、無理に押し込まない方が良い。(ですが、化粧水は水分が多いため少量では保湿効果を得にくい。そのため「化粧水を使う意味はあまりない」ということになる)

(5)美容成分などの「浸透をよくする」というのは、過剰な水分で角層を膨らませて「バリアの働きを弱くする」ということ。膨らんでいる間は壊れないように耐えている状態だが、構造が乱されるため、過剰な水分が蒸発して角層が元の状態にまで縮んでも、バリアの働きは元に戻らない可能性がある。

(6)角層の構造の乱れが繰り返されると、角質細胞の形や大きさが不揃いになったり保湿因子が不足したりする、「未熟化(不全角化)」という現象(上のイラスト参照)が起こる。例えるなら、レンガ間のすき間が広がったような状態になっていき、角層はすこやかさを失っていく。

...角層は、すこやかさを失うとバリア機能だけでなく保水力も低下してしまいます。すこやかさが失われるほど、スキンケアアイテムへの依存度が高まりますが、悪化が進むと保湿を重ねても「うるおい感」が持続しにくくなります。

肌の乾燥は、保湿不足よりも「未熟化で角層のすこやかさを失うこと」が大きな原因で、化粧水での保湿は、その原因となるリスクを抱えていたのです。

合成界面活性剤や合成防腐剤のリスクと同じように...


化粧水の販売をやめ再スタート


粧水が抱えるリスクを前に、私は選択を迫られました。リスクを承知で販売を続けるのか、やめてスキンケアを根本から見直すのか。

あなたなら、私にどんな決断を望むでしょうか?

心が揺れましたが、私は「化粧水を保湿に使うのは間違いでした」と正直に伝え、スキンケアを根本から見直す決断をしました。化粧水の販売を続けたら「HEMUEを始めた意味がなくなる」と思ったからです。

しかし、厳しい現実が待っていました...

「これを使えば肌がうるおってキレイになるんですよね?」と聞かれた時、「はい!」と自信を持って言える製品を開発するのは、容易ではありませんでした。

当時は「化粧水はいらない」と分かってもらうことも難しく、「化粧水をやめたらキレイになるの?」と問われても、答えに窮し、お客様を混乱させてしまうことも少なくありませんでした。

HEMUEを始めたころに思い描いていた「大切な肌のために本当によいことをしたい」という想いは強くあっても、製品開発は迷走し、何度も失敗を繰り返しました。

それでもHEMUEを続けてきたのは、角層をすこやかに保つために本当に見直さなければならないのは、化粧水の矛盾だけでなく、それを軸にした「塗り重ねる習慣」そのものだと気づいたからです。

その「習慣」という観点からもスキンケアを見直してからは、乾燥を始め、肌の悩みがやわらいだことについての声が届くようになっています。

HEMUEの挑戦を支えてくれている妻やお客様の期待に応えられる製品を提供できるようになってきたと感じています。しかし、多くの方が抱えている肌の悩みは、もっと根深い問題と繋がっているようにも感じています。

それは、シミやシワのない「若い肌でいるべき」という価値観に縛られ、肌も心も疲弊しているのではないかということです。


塗り重ねる習慣と価値観の関係


ミやシワのない「若い肌」を追い求めるあまり、私たちはいつの間にか、肌も心も疲弊させているのかもしれません。

なぜなら、現代のスキンケアに深く根付いた「塗り重ねるケア」は、この「若い肌」への強い憧れによって加速しているからです。

メイクをするようになると、同時に、ファンデーションやポイントメイクをクレンジングで落とすステップが加わります。

メイクはポジティブな気持ちになれる一方で、ファンデーションに含まれる成分やクレンジング成分の影響で角層のすこやかさが損なわれ、肌が乾燥しやすくなってしまうことがあります。

その乾燥による不快感をやわらげるために化粧水で水分を補い、美容液、乳液、クリーム、オイル、パック...と、まるで終わりのない旅のように、多くのスキンケアアイテムを「塗り重ねる」という習慣が、いつの間にか生活に組み込まれてしまっているのではないでしょうか。

そして、シワ改善を謳うスキンケアが注目されているからか、今はその流れの中に、化粧水の前に使うという「プレ化粧水」「導入美容液」など、「浸透を促進する製品」も入り込んでいます。

このような、化粧水を軸にした「塗り重ねる習慣」は、多くの場合、肌の悩みが増えていく「悪循環」を生み出します。

化粧水を軸にした塗り重ねる習慣による悪循環



もし、スキンケアをがんばっているのに、乾燥を始めとした肌の悩みが増えてしまっているとしたら、いつの間にか悪循環に陥ってしまい角層のすこやかさを失っているのかもしれません。

けれども、根本的な原因は「塗り重ねる習慣」をつくりあげてきた「シミやシワのない若い肌でいるべき」という価値観ではないでしょうか。私も、かつてその価値観に囚われていたからです。


美白を超えて、シワも誇りに


「若い肌でいるという価値観」を否定しようとは思いません。

けれども、その望みを現在の医学や美容・スキンケアで叶えるのは困難です。そのため、どんなに頑張っても年齢とともに肌にも変化が現れてきます。また、意図とは反対に、肌トラブルが生じることもあります。

美白やシワ改善効果があるとされる美容成分は、その効果を発揮するために、角層よりも肌の奥深くまで浸透する必要があります。つまり、それをスキンケアで実現するには、バリアの役割をしている角層が障害になってしまうのです。

無理に浸透させようとすれば、角層の構造が乱れ→未熟化→すこやかさを失う...悪循環に陥る可能性が高まります。

それに美容成分はごく穏やかな効果しかありません。浸透しても、「年齢を重ねることで自然に生まれてくるシワやシミ」が消えてなくなるような効果は期待できません。

でも、私たちの肌は日々生まれ変わっていることを思い出してください。

角層をすこやかに保てれば、乾燥や紫外線などの影響によるシワやシミも含め、美しさの表現の妨げになる肌の悩みの多くは、予防・改善が期待できます。

だからこそ、あなたのその肌の悩みをやわらげるには、「価値観を広げ、美白至上主義から脱却し、シワも"幸せなシワ"として肯定すること」が役立つと思うのです。

年齢を重ねることで自然に生まれる「幸せなシワ」は、例えば、笑いジワや目尻のシワのように、豊かな表情とともにある、あなたの歴史であり、大人の女性ならではの魅力です。

それを生き生きと映し出すのは、過度な美白ではなく、キメが整い、うるおいに満ち、触れるたびに心地よい「美しい肌質」です。それは、すこやかな角層そのものです。

大人の女性ならではの「素肌のナチュラルな透明感」で、笑顔とともに生まれた「幸せなシワ」も生き生きとするような、「すこやかな角層=美しい肌質」を育む。

それが、化粧水の販売をやめ、習慣や価値観という観点からも見直したHEMUEのスキンケアです。

次のページでは、「美白を超え、シワも誇りに」というコンセプトのもと、美しい肌質を育むために開発した「必要最小限の3つの基本アイテム」を紹介します。

ここをクリック美しい肌質を育む習慣|美白を超え、シワも誇りに

化粧水を販売していたときは使用感についての感想が主だったのですが、今は、肌の状態がよくなったことについての感想を多くいただけるようになり、「大切な肌のために本当によいことをしたい」という気持ちに応えられる製品を提供できていると感じています。

あなたも、HEMUEで「美しい肌質を育む習慣」を始めませんか?きっと、肌の悩みもやわらぎ、「化粧水はいらない」と実感できるはずです。



-参考文献-
『皮膚科学』大塚藤男,上野賢一 金芳堂(2011)
『美容と皮膚の新常識』戸田浄 中央書院(2006)
『老化と寿命』三石巌 太平出版(2002)


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