カート

化粧水はいらない本当の理由
やめたら肌がきれいになった
──うるおいバランスの支え方


ちゃんと化粧水を使ってきた。

それなのに、乾燥への不安も、刺激への気がかりも、なぜか増えていく──

肌も心も満たされない不思議な現象に戸惑ったまま、この先も化粧水を続けるべきでしょうか。

私は、もうそうは思いません。

化粧水が届くのは肌のいちばん外側──角層まで。

しかし、顔の角層が抱えられる水分は、思っているよりずっと少ないのです。

目安は、目薬数滴ぶん。

そして、うるおいの要素となるのは、角層が空気中の湿気や肌内部から少しずつ受け取っている水分です。

そこへ化粧水を重ねても、その水分は、うるおいとして残るわけではありません。

むしろ、必要以上の水分が「角層のうるおいバランス」を揺らし、一緒に届けた保湿成分の働きまで鈍らせてしまいます。

化粧水がいらない理由も、やめたあとに肌がきれいになっていくわけも、ここにあります。

化粧水は意味ない?いらない?

迷っているイラスト

もしあなたが、不思議な現象の中で「化粧水は本当に必要なのか」と揺れているとしたら、こんな気持ちが重なっているのではないでしょうか。

• 化粧水で水分を足さないと、もっと乾燥しそうで不安

• 重ねづけに意味があるのか、ないのか、確信が持てない

• いらないとしても、何を使えばいいのかわからない

迷いがあっても化粧水をやめられずにいる。

けれど、角層が抱えられる水分量から見れば、化粧水は「ないと困るもの」ではありません。

本当に避けたいのは、「化粧水を使わないと乾いてしまう」という不安に負けて、肌がきれいになっていく流れとすれ違い続けることです。

鍵は角層のすこやかさ

私は、化粧品会社での経験も含め、30年以上スキンケアの開発と販売に携わってきました。

さまざまな肌の悩みと向き合ってきたなかで、揺るがない答えがひとつあります。

スキンケアがうまくいく理由も、つまずく理由も、突き詰めれば、角層をすこやかに保てるかどうか。

あたり前に感じるかもしれません。

けれど、キメも、うるおいも、ふと触れたときにほっとするやわらかさも、角層のすこやかさにかかっています。

乾燥や刺激から肌を守っているのも、角層です。

そして──その角層に届けている化粧水が、実は、角層のすこやかさを揺らしているのではないか。

だから、しっとり感はつくれても、肌がきれいになっていく流れにはつながっていないのではないか。

その可能性が浮かんできたのが、18年ほど前でした。

化粧水はいらないという選択

私は、自問自答と検証を重ね、「化粧水はいらない」という結論に至りました。

ただ、いまのスキンケアの多くは、「まず化粧水」でしっとり感をつくる前提でできています。

そのため、化粧水を外しただけでは、しっとり感の物足りなさが不安に変わりやすい。

残したスキンケアも、肌がきれいになっていく流れと噛み合うとは限りません。

見直す必要があったのは、化粧水だけではなく、スキンケア全体でした。

効きそうな響きや流行に揺れ、迷いや遠回りも重ねた末に行き着いたのは、「石けんとクリーム」を基本にした、角層を味方にするミニマルなメソッドです。

必要だったのは、角層のうるおいバランスが整っていく流れを、無理のない連携で支えることでした。

角層を味方にする

スキンケアの在り方を見直し続けるうちに、私は60代になりました。

経験を重ねるなかで、肌への向き合い方も少しずつ変わってきました。

理想を追いかけるほど、自分の肌を責めてしまうこと。

「もっと与えなければ」と、頑張り続けてしまうこと。

そうした重たさから離れていくためにも、角層を味方にするという考え方は欠かせない。

私は今も、メソッドを磨き続けています。

配合成分と製法を調整し、角層のうるおいバランスが整っていく流れを支えやすい形へ、少しずつ寄せてきました。

この18年の積み重ねが教えてくれたのは──

角層を味方にすることは、乾燥や肌荒れへの不安を減らすだけでなく、自分らしく年齢を重ねることを楽しめる毎日へ、少しずつつながっていくということです。

乾燥や肌荒れで悩んでいた方を中心に、

「乾燥が気にならなくなった」「スキンケアが楽になった」「肌を褒められるようになった」

そんな声を、多くいただけるようになりました。

手応えのイラスト

● 化粧水をやめたら…

ヘミューさんに出会ったのは、いろんなブライダルエステを体験していたときです。

あるエステサロンで、「肌にはバリアがあるから化粧水は浸透しにくい。だから電気で一時的に弱めて浸透させる」と説明を受けたのがきっかけでした。

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その時はすごいなと思いました。でも、後からおかしいと感じるようになりました。肌が元々持っている機能を弱めてまで、浸透させる必要があるのか?

結婚を控えて、化粧品を変えるのは勇気のいるタイミングでしたが、「角層のすこやか」が大切だと書かれているヘミューさんのサイトを読んで、試してみたいと思いました。

使用後は乾燥が改善したおかげで、肌につやが出るようにもなりました。

面白いことに、どこのエステでも「肌がちょっと乾燥気味ですね、化粧水をしっかり重ねづけしてくださいね」と言われていたのですが、ヘミューさんに変えてから「肌の乾燥がなくなりましたね、頑張っていますね!」と言われるようになりました。

化粧水をやめたおかげですとは…言えませんでした…


● 初めは化粧水を手放す怖さがあった

使用し始めてから、約3年が経ちました。

初めは化粧水を手放す怖さがありましたが、あの時HEMUEさんを見つけて本当によかったと思っています。

今ではファンデーションも塗っていません。周りからは肌を褒めていただくことがとても多くなりました。

お風呂から出たら、ナチュリモを1プッシュ顔に広げるだけで充分な保湿を感じています。

この3年間、一時期海外にいましたがその間もナチュリモを使用し続けており、環境や水が変わっても揺らぐことが本当に少なかったです。

ずっと肌荒れに悩み続けた人生だったため、ナチュリモとHEMUEさんの肌に対する新しい向き合い方にとても感謝しています。


● 私の肌を助けてくれるかも

50歳になったころから乾燥がかなり酷くなり辛い毎日を送っていました。

化粧品もいろいろと試しましたが効果はなく使いかけの化粧品の瓶が増えてゆきました。ネットで「化粧水はいらない」という言葉が目に留まり、ヘミューさんのホームページをじっくりと読みました。

これなら私の肌を助けてくれるかもしれないと感じながらも半信半疑で(ごめんなさい)使い始めました。

まず乾燥肌が改善され、その後徐々に顔が明るくなってきました。いろいろな化粧品を調べ試してわかったことがあります。それはヘミューさんは化粧品づくりに対する姿勢が他の会社とは大きく違っているという事です。



もし、今のスキンケアに迷いを感じているときは、「化粧水をやめたら肌がきれいになった、そのわけ」を、ここからたどってみませんか?

私自身が、化粧水の質を追いかけていた頃から、順を追ってお話しします。

HEMUE開発者が登壇して説明している写真
HEMUE開発|佐藤 亨
60代化粧品開発者。化粧水に答えがあると信じていた時代も含め、失敗と検証を重ねながら、いまの設計にたどり着いています。(写真は50代前半の頃の登壇記録)


化粧水のしっとりが、
うるおいになりきらない理由

うるおいになりきらない理由のイラスト

「しっとりするのに整わない」と感じたとき、添加物や原料の由来・性質が気になったことはないでしょうか。

私も、そう考えていました。

20年前にHEMUE(ヘミュー)を始めたのも、“ごまかしのない化粧水”を、納得のいく形にしたかったからです。

当時の私は、肌を大切にしたいという気持ちに、化粧水の質で応えようとしていました。

化粧水はスキンケアに欠かせないと考えていたのです。

けれど、心地よいしっとり感を喜んでもらえるようになっても、それが本当に不思議な現象の出口につながっているのか、確かな手応えを持てずにいました。

「重ねても、うるおった感じが続かない」

そんな声も届き、品質の視点だけでは説明しきれない引っかかりが、だんだん強くなっていったのです。

その迷いがほどけたのは、信頼している原料メーカーの研究メモにあった一文がきっかけでした。

「角層が抱えられる量を超える水分は、構造を不安定にする可能性がある」

化粧水の品質を、悩みへの答えにつなげたいと考えていた私にとって、見過ごせない示唆でした。

肌のうるおいのために必要な水分は、角層が抱えています。

化粧水の質だけではなく、最初から、量でつまずいていた可能性があるのです。

⑴ 役割は違って見えても、やっていることは同じ

化粧水には、次のような役割があるとされています。

① 水分補給

② なじみをよくするブースター

③ 保湿成分の補給

けれど、角層に対してやっていることは同じです。

保湿成分を含んだ水分を、角層に届けること。

でも、手に取る化粧水の推奨使用量(500円玉ほど)が、角層が一度に抱えられる水分量を、はるかに超えているとしたらどうでしょうか。

役割の違いより先に、量の時点で、角層と噛み合っていない可能性が出てきます。

⑵ うるおうのではなく、ふやける

結論から言うと、角層が一度に抱えられる水分量は、思っているよりずっと小さかったのです。

だとすれば、化粧水でうるおっていたというより、必要以上の水分で膨らんでいた──つまり、ふやけていたのではないか。

そう考えると、辻褄が合う場面が浮かんできました。

化粧水を重ねると、含まれている保湿成分の働きで、肌はしっとりします。

表面はみずみずしく見え、質感も整ったように感じる。

でも、その感触は続かない。

前後して、乾きやすさまで気になってくる。

それは、うるおいが続かなかったのではなく、ふやけによる一時的な感触が引いていっただけなのかもしれません。

そこで起きていたのは、不足ではなく、過剰だった可能性があるのです。

⑶ 角層は目薬数滴ぶんの世界

量の感覚が変わると、化粧水の見方は根本から変わります。

顔の角層が、うるおいのために扱える水分量は、概算で、0.15〜0.3 mL。

目薬なら、数滴ぶんの世界です。(文末のアコーディオンに概算条件を記載)

乾燥を感じるときに“減っている分”は、その一部。

目安は、概算で0.05〜0.1 mLほどです。

ごくわずかな量なので、化粧水に頼らなくても、肌本来の仕組みや他のアイテムで十分に補える範囲にあります。

ここが、これまであまり語られてこなかったポイントでした。

一方で、化粧水の推奨使用量は、2〜3mL前後。

しかも実際には乾燥が気になって、

• しっかり濡れる量を1回
• もう一度(心配だから)
• さらに(安心するから)

と、重ねることが少なくありません。

ここで起きていることは単純です。

• 角層が抱えられる量はとても小さい
• 手に取る量は、その何倍も大きい

重ねるほど、「角層が抱えきれない水分=必要以上の水分」が、10倍、20倍、それ以上に増えていきます。

問題は、その必要以上の水分が、角層の中で何をしているのかです。

⑷ 抱えきれない水分は、負担に変わる



もちろん、手に取った化粧水がそのまま角層の中にすっと入るわけではありません。

多くは手のひらに残ったり、顔の肌表面で蒸発します。

それは角層が、外から入ろうとする大量の水分をせき止める、“防波堤”のような構造を持っているからです。

このバリアの働きは、角層の4つの要素(角質細胞・細胞間脂質・NMF・皮脂膜)で成り立っています。

そして4つの要素の連携が、角層をすこやかに保っている「うるおいバランス」です。



角層は、このうるおいバランスのしくみで、

• 肌内部から上がってくる水分
• 汗や空気中の湿気

といった「少しずつの水分」を受け取り、うるおいの大事な要素として抱えています。

4つの要素が整って、はじめて肌はうるおう。

つまり、角層そのものが「肌のうるおい」なのです。

だからこそ、角層のすこやかさが、乾燥や刺激に揺れにくい状態や肌質の美しさにつながります。

しかし、化粧水を重ねづけして水分を一度にたくわえようとしているとき、角層は過剰な水分に耐えているような状態です。

その水分は「肌のうるおい」にはなれません。

むしろ、バリアの働きに逆らって水分を押し込むほど、角質細胞の“並び”と“つながり”を弱め、うるおいバランスを揺らす負担に変わっていきます。

この状態を、ここでは水分負荷と呼びます。

ここまで整理できたとき、私の中で、「化粧水を手放していいのか」という迷いは終わりました。

⑸ 油分でフタでは、根本は変わらない

水分負荷で、まず起きやすいのが「ふやけ」です。

ふやけているときは角層が膨らんでいるため、一時的に肌がなめらかに感じられることもあります。

けれど、そこで起きているのは、「うるおった」のではなく、角層が抱えきれない水分で膨らんでいる状態です。

ここで「油分でフタ」をしても、水分の抜け方が一時的にゆるやかになるだけ。

うるおいバランスの崩れという根本は、変わりません。

その結果、しっとりしたはずなのに、あとからつっぱる。

なめらかだったはずなのに、ごわつく。

そんな「不思議な現象」が起こります。

もしそうだとしたら──

水分をたくわえるつもりで使っていた化粧水は、うるおいになりきれず、添加物や原料の由来・性質と並んで、肌が落ち着かない一因になっていたのです。

⑹ 閉じ込めるようとするより、支える

だから、重ねても、うるおいにはなりきれません。

そして大切なのは──

角層のうるおいバランスが整っていく流れを、無理のない連携で支えること。

ここを外すと、肌はきれいになっていきません。

その観点から保湿を考えても、抱えきれない水分を油分で閉じ込めようとするより、角層が少しずつ受け取っている水分を保つ発想のほうが、ずっと理にかなっています。

だから、化粧水はいらない。

ミニマルスキンケアメソッドは、その考え方を「石けん+クリーム」で形にしました。

角層を味方にするメソッド

メソッドは、ミニマルです。

ミニマルだからこそ、うるおいバランスが整っていく流れを邪魔せず、支えられます。

次は、「どう支えるか」の全体像へ。

► ミニマルスキンケアメソッドを見る🔗


概算に使った条件と考え方

ここで示すのは、公開されている目安をもとに前提を置いた“概算(試算)”です。再現できるように前提と手順を開示します。

• 顔の角層の体積=顔の表面積 × 顔の角層の厚さ

• 顔の表面積(成人女性の平均):約600 cm²

• 顔の角層の厚さ(日本人女性の平均):約0.015 mm(=0.0015 cm)

→ 顔の角層の体積:600 × 0.0015 = 0.9 cm³

• 角層の質量=体積 × 密度(概算)

密度:ここでは 1 g/cm³ と置いて概算(大まかな見積もりのための前提です)

→ 質量:約0.9 g

• 水分含有率(目安)

正常範囲:約15〜30 %

角層に保たれている目安水分量:0.9 g × 0.15〜0.3 = 0.135〜0.27 mL

乾燥を感じるときの不足量(仮定)

乾燥を感じる状態を15%前後、快適ラインを20〜25%と仮定した場合、不足している水分は約0.05〜0.10 mL(目薬にして約1〜2滴)です。

強い乾燥を感じる状態=10%あたりまで下がっている場合の水分減少量は、約0.13 mL(目薬3滴分程度)になります。


※肌の状態には個人差があります。数値は、公開されている条件(顔の面積・角層の厚さ・含水率)を置いた概算(目安)。条件をある程度動かしても、角層が一度に抱えられる水分量が「数mL単位」になることはありません。

|参考文献|以下の文献・データをもとに自社にて角層水分量を計算
Madison KC. "Barrier Function of the Skin: 'La Raison d’Être' of the Epidermis." J Invest Dermatol, 2003.日本皮膚科学会『皮膚科学』改訂版, 2020.Lodén M., "Role of Topical Emollients and Moisturizers in the Treatment of Dry Skin Barrier Disorders." Am J Clin Dermatol, 2003.


※引用・転載の際は出典として「HEMUE|化粧水はいらない本当の理由」を明記してください。(改変転載は禁止)


水分負荷の補足

ここから先は、もう少し詳しく知りたい方のための補足です。

※化粧水が悪いという話ではなく、水分負荷で「まず起きやすいこと」と、水分負荷が続いたときに「起こり得ること」を分けて整理します。

※肌の状態には個人差があり、すべての人に同じように起こるわけではありません。

水分の過剰は、角層の微細な構造に乱れを生じさせる可能性が、皮膚科学の研究でも示されています。

過剰な水分にさらされ続けると、角層内部に水分がたまることで厚みを増し(ふやけ)、うるおいを安定して保つための構造が崩れやすくなります。

こうした現象は、化粧水を重ねるなど、水分が「入り続ける状態」でも起こり得ると考えられています。

段階1:まず起きやすいこと(体感につながる部分)

水分負荷でまず起きやすいのは、一時的に角層が水を抱えて整ったように見えたあと、水分を保ちきれずに乾きやすくなること。

この往復が続くと、水分が「入る/抜ける」の波になり、安定しにくい状態になります。

• ふやけやすくなる(つけた直後は肌がなめらかに感じることも)
• その後 乾きやすくなり、つっぱり/ごわつき/ざらつきなどが出やすい
• 水分が足りない(乾燥する)感覚と、日中の皮脂の出方がちぐはぐに感じることも

段階2:水分負荷が続くと起こり得ること(こじれやすい部分)

水分負荷が続くと──角質細胞の“並び”と“つながり”が弱まりやすくなります。

バリアの要である“ラメラ配列”が乱れたり、細胞同士の“接着(コルネオデスモソーム)”が弱くなるイメージです。

その結果として、角層が未熟になりやすい方向へ(不全角化)傾くことがあります。

傾くと、次のような悩みが生じやすくなります。

• バリアが不安定になり、乾燥や敏感さが増す
• 赤みが出やすい/ゆらぎやすい
• キメや透明感が損なわれ、くすみっぽく見える
• 肌表面が均一になりにくく、毛穴が目立つと感じる

用語メモ(必要な方だけ)

• ふやけ(maceration):角層が水分を含んで膨らみ、手触りが一時的になめらかに感じる状態 • 経表皮水分喪失(TEWL):自覚がないまま角層から失われる水分の量を示す指標(バリアが揺れると上がりやすい) • ラメラ配列:細胞間脂質が水分と油分を交互に抱えて層をつくる構造(バリア機能の要) • コルネオデスモソーム:角質細胞同士をつなぐ“接着”の仕組み • 不全角化:「角層の整い」が追いつきにくくなる状態。角層が未熟(弱くて小さい)になり、うるおいを保つ要素(NMFやセラミドなど)も減りやすくなる


補足:角層の4つの要素

• 並び:角質細胞
└並びが乱れると、表面のなめらかさが揺れやすくなります。

• すき間:細胞間脂質(セラミドなど)
└角質細胞のすき間が埋まっているほど、水分が逃げにくく、刺激も入りにくい。

• 中の保水:天然保湿因子(NMF)
└角質細胞の“中身”。水分を抱え込む力があるほど、うるおいが安定しやすい。

• 表面の保護膜:皮脂膜
└肌がつくるクリーム。乾燥や摩擦の刺激を受け止め、水分の蒸散をゆるやかにします。

• 整っている角層:並びが揃う/すき間が埋まる/中で保てる/表面が守れる

• 崩れている角層:並びが乱れる/すき間が広がる/中で保てない/表面が守れない



化粧水意味ない?・いらない?
──よくある質問(FAQ)

化粧水意味ない?・いらない?FAQのイラスト

ここまで読んで、

「考え方はわかった。でも、私の肌の場合はどうなんだろう?」

そんな疑問が浮かんでいるかもしれません。

乾燥しやすい。
インナードライと言われた。
敏感になりやすい。
ニキビが出やすい──

どれも、とても自然な迷いです。

ここからは、角層のうるおいバランスという視点から、よくある質問を一つずつ整理していきます。

Q1. 化粧水をやめたら肌はきれいになりますか?

A.「化粧水をやめたら肌がきれいになった」と感じるとき、水分負荷がほどけ、角層のうるおいバランスが整いやすくなったことが、その背景にあると考えられます。

つまり大切なのは、「化粧水をやめたかどうか」ではなく、うるおいバランスが整っていく流れを支えるケアに切り替わったかです。

うるおいバランスが整ってくると、次のようなサインが出始めます。

• 乾燥やテカりに振り回されにくくなる
• 肌の調子が日によって大きく崩れなくなる
• ツヤやキメが、ゆっくり整ってくる

Q2. 化粧水での水分補給は意味ないですか?

A. 化粧水での水分補給にこだわる必要はありません。

角層が抱えられる水分は、目安として目薬の数滴ぶんです。

だから、化粧水を重ねても、それがそのままうるおいとして残るわけではありません。

むしろ、必要以上の水分は、水分負荷につながりやすくなります。

もし使うとしても──

• 表面が軽く湿る程度の少量を1回だけ
• 重ねて安心をつくらない

化粧水を“重ねるもの”として使わないこと。

それが、角層が整っていく流れに沿った自然な使い方です。

化粧水の役割の補足


化粧水の役割は大きく3つだとされています。

① 水分補給
② なじみをよくするブースター
③ 保湿成分(ヒューメクタント)の補給

けれど、角層に対してやっていることは、どれも同じ。

保湿成分を含んだ水分を届けることです。


► 水分補給について

角層が抱えられる水分は、目安として目薬の数滴ぶん。

水分は肌本来の仕組みや、他のアイテムで補える範囲です。

必要以上の水分は、水分負荷として作用しやすくなります。

もし、水分補給として化粧水を使うなら、表面が軽く湿る程度の少量を、1回だけ。

重ねるほど、抱えきれない水分が増えます。


► ブースターとしての役割について

肌がやわらかくなった、なじみやすいと感じる変化は、表面が少し湿れば起きます。

目的が「次を塗り広げやすくする」なら、表面が軽く湿る程度の少量を1回で十分。

何度も重ねる意味はありません。


► 保湿成分の補給について

保湿成分の補給は、確かに大切です。

しかし、水分が多い化粧水では、保湿成分をたくさん届けようとするほど、水分負荷につながりやすくなります。

化粧水に頼らず、うるおいバランスを崩さない方法で届けることが必要です。



Q3. インナードライでも化粧水はいらないですか?

A. インナードライと感じていても、化粧水が必要とは限りません。

インナードライは、角層の表面は皮脂で覆われていても、中の水分を保ちにくくなっている状態です。

化粧水を重ねると一時的に落ち着く感覚があっても、その一方で、水分負荷によってうるおいバランスが揺れ続けていることがあります。

大事なのは、重ねる量を増やすことではありません。

角層が少しずつ受け取っている水分を保てるように、うるおいバランスが整っていく流れを支えることです。

※化粧水を使う場合も、肌表面が軽く湿る程度の少量から見直してみてください。

Q4. 乾燥・敏感・ニキビなど、トラブルがある肌ではどうするのがよいですか?

A. トラブルがあるときほど、「何を足すか」ではなく、まず「肌への負担」を減らすことが最優先です。

乾燥が強い。
ピリつきやすい。
ニキビが繰り返し出る──

こうした違いはあっても、共通しているのは、角層が不安定な状態にあることです。

その状態で

• 化粧水を何度も重ねる
• ヒタヒタにする

といった使い方を続けると、かえって不安定になることがあります。

ただ不安がある場合は、いきなりやめず、化粧水の量や回数を少しずつ減らしながら見直してください。

※化粧水だけでなく、スキンケアに使用しているもの全体を見直すことも大事です。

※痛みのあるニキビや長引く症状がある場合は、皮膚科に相談してください。

Q5. HEMUEで手応えを感じられるようになるまで、どれくらいかかりますか?

A. 早い方で2〜6週間で“きざし”が出始め、実感は1〜3か月が目安です。

角層は、一晩で入れ替わるものではありません。

だから変化も、まずは“落ち着いてくる感じ”としてあらわれやすくなります。

多くの方が最初に感じるのは、次のようなベースの変化です。

• 乾燥しにくくなった
• 肌の調子が安定してきた
• 揺らぎにくくなった

大切なのは、早く強い手応えを求めて重ねることではなく、角層のうるおいバランスが整っていく流れを、数週間から数か月の単位で見ていくことです。


► メソッドを体験してみたい方へ

HEMUEのミニマルスキンケアメソッドは、角層のしくみと調和しながら、うるおいバランスが整っていく流れを、無理のない連携で支えます。

まずは肌の調子がどう落ち着いていくかを、数週間、ゆっくり見てみてください。

ミニマルスキンケアメソッドを見る🔗


参考文献・根拠資料

1.Lodén M. The clinical benefit of moisturizers. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2005;19(6):672?688. doi:10.1111/j.1468-3083.2005.01326.x

2.Rawlings AV, Harding CR. Moisturization and skin barrier function. Dermatol Ther. 2004;17(Suppl 1):43?48. doi:10.1111/j.1396-0296.2004.04S1005.x

3.Rawlings AV, Matts PJ. Stratum corneum moisturization at the molecular level: an update in relation to the dry skin cycle. J Invest Dermatol. 2005;124(6):1099?1110. doi:10.1111/j.1523-1747.2005.23726.x

4.Mohammed D, Matts PJ, et al. Variation of Stratum Corneum Biophysical and Molecular Properties with Anatomic Site. 2012(本文中で角層厚が概ね10?20?mとして言及)

5.日本皮膚科学会. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024(保湿外用の位置づけ・注意点など)

6.Elias PM. Stratum corneum defensive functions: an integrated view. J Invest Dermatol. 2005;125(2):183?200. doi:10.1111/j.0022-202X.2005.23668.x

7.Jiang Z-X, DeLaCruz J. Appearance benefits of skin moisturization. Skin Res Technol. 2011;17(1):51?55. doi:10.1111/j.1600-0846.2010.00462.x

8.Hydration Disrupts Human Stratum Corneum Ultrastructure. Ronald R.Warner, Keith J. Stone,n and Ying L. Boissy

免責・注意事項

• 本記事はスキンケアに関する一般的な情報提供であり、医療行為の代替ではありません。症状がある方、治療中の方は医師(皮膚科)の判断を優先してください。

• いずれの化粧品でも、体質・肌状態によって合わない場合があります。赤み、かゆみ、刺激、悪化などが出た場合は使用を中止し、必要に応じて医療機関へ相談してください。

著作権・転載について

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更新情報

初版公開:2007年
最終更新日:2026/03/20