カート
化粧水は、いらない。

化粧水をつければつけるほど、
スキンケアを頑張れば頑張るほど、
肌にうるおいが宿らなくなっていく不思議な現象...

どうすれば、肌にうるおいが宿るのだろうか?


12年前、私は自身で開発した化粧水の販売をやめました。

お客様から寄せられる様々な肌の悩みと向き合う中で、化粧水をやめた方がよいと気づいたからです。

その後、乾燥肌・敏感肌の方をサポートできるように根本から見直した新しいスキンケアを開発しました。頑張らなくても肌にうるおいが宿り、「きれいですね!」と、褒められるようになったと喜んでいただいています。


化粧水はいらない。うるおいが宿る本当に肌にいいスキンケア

茅ヶ崎:2019年3月28日更新


いガラスのボトルを1本だけとってあります。

ヘミューを始めた2005年につくった、「フロロ」という名前の化粧水が入っていたボトルです。

フロロは合成界面活性剤や合成防腐剤を使用せずにつくった化粧水で、その心地よい使用感を気に入っていただけていました。

まさか、捨てることになってしまうとは想像もしてませんでした...


化粧水の最大の矛盾に気づく

「肌のうるおいのために、化粧水をたっぷりとつけましょう」!と、説明されたことがあると思います。

私もそう説明していました。

化粧水で十分に水分を与え、与えた水分が逃げないように、クリームやオイルなどで蓋をする...化粧品会社に勤めていたころから、それが正しい保湿方法だと思い込んでいたからです。

しかし、化粧水に頼る保湿方法は、大きな矛盾を抱えていました...

ちょっと、お風呂に浸かっている状況を思い出してみてください。

お湯がどんどん体の中に浸透してきたことはありますか?

ありませんよね。

でも、なぜ、お湯は体の中に浸透しないのでしょう?

それは、肌が水分をはじいているからですね。

水分のはじき具合が、健康で若々しい肌かどうかの物差しにもなっていて、健康で若々しい肌ほど水分をはじく力があります。

この水分をはじく仕事をしている肌に、化粧水で水分をたっぷり浸透させようとする...

よく考えてみると矛盾を感じませんか?

この矛盾する行為は果たしてお肌のお手入れに本当に役立つのでしょうか...

私は、もしかしたら化粧水はいらないのではないかと思うようになり、色々調べてみました。

そして、ある原料メーカーから入手した資料により、隠れていて見えない問題、つまり落とし穴があることが分かったのです。

後で詳しく説明しますが、この落とし穴に落ちてしまうと肌自体の保水力が低下して乾燥に抗う毎日が続いてしまうのです。化粧水をつければつけるほど、落とし穴に落ちやすくなります。

化粧水をぐんぐん浸透させようとする行為は、肌にうるおいが宿るのを妨げてしまう行為だったのです。

「やっぱり化粧水はいらない、どうしよう...」

それが正直な気持ちでした。

もし、あなたならどうしますか?

私は、ヘミューを続けてよいのか悩み、悩んだ末、フロロの販売をやめる決断をしました。

セールスを優先するスキンケアの在り方に疑問を感じてヘミューを始めたので、「化粧水はいらない、必要ない」と、気づいたことを正直にお話しするのが、お客様のためにも、私自身のためにも最善だと思ったのです。

とはいえ、一本ずつフロロの中身を捨てるときは、さすがに悲しくなり、空になったボトルを一本だけとっておくことで気持ちを落ち着かせました。

その後、本当に肌にいいスキンケアをつくることを目指しました。化粧水はいらないと気づいた時に発見した、「肌にうるおいを宿すためのヒント」だけが頼りでした...


化粧水をやめてから10年後

粧水に頼るのをやめると肌への負担が減るのは間違いありません。

そのメリットを活かせれば、うるいが宿るようになり肌はよい状態に生まれ変わっていきます。

例えば...

>>肌の本来のターンオーバーリズムが戻り、保水力が高まリます。

>>バリア機能がしっかりし、肌の調子が安定します。

>>キメが整い、内側から肌が輝いてきます。

>>基礎化粧品をいくつも塗り重ねなければ、肌が落ち着かない状態から脱出できます。

しかし、乾燥肌、敏感肌で悩んでいる場合は、化粧水に含まれている少量の保湿成分でさえも欠かせないギリギリの状態かもしれません。いつものお手入れから化粧水を外すだけでは、さらに調子を崩してしまうことも考えられます。

化粧水の販売をやめるだけではなく、肌にうるおいが宿るように導ける「新しいスキンケア」を開発する必要性を感じ、試行錯誤が続きました...

現在の3ステップアイテム(洗顔石けん・保湿クリーム・日焼け止め)が揃ったのは、10年後です。

今も多くの女性にとって、「化粧水は必須アイテム」というのが常識ですが、そんな中でも、「いらないのでは?意味ないのでは?」と、やはり化粧水に疑問を感じ始めた方々に興味を持っていただけるようになってきています。

使っていただいた方には「乾燥の悩みが改善した、肌がきれいになった」と、喜んでいただけるようになりました。「あの時、化粧水をやめてよかったなぁ」と、安堵しています。

先日も、とても嬉しいレビューをいただいたので読んでみます...

化粧水を使わないほうがよいなんて、ちょっとショック

「洗顔の後は顔が固まるぐらいツッパリ、化粧水をつけてもつけてもカサカサ乾燥して痛いぐらいでした。でも、今はヘミューさんの石けんで優しく洗ってクリームを塗るだけ。それだけでうるおってすごく調子がよいし、自分でも肌がきれいになったと思います。化粧水を使わないほうがよいなんて、ちょっとショックでしたけど、やっと本当に肌にいいお手入れに出合えたんだなぁと思います」


化粧水をやめたおかげですとは…言えませんでした

「先日、無事に結婚式にきれいな肌で臨むことができましたので、感謝の気持ちをこめて、詳しくレビューさせていただきます。

それまでは化粧水を何度も重ね付けするのが保湿だと思っていましたが、私の場合は初めてナチュミルクを使った翌日から全く乾燥を感じなく、化粧水は不要だとすぐに実感できました。(それまでも、化粧品や石鹸は無添加で肌に優しいものを選んで使用していたので、違和感なくナチュミルクに移行できたのかも?)

ヘミューさんに出会ったのは、ブライダルエステに通い始めたのが、きっかけでした。

結婚を控えて、いろんなエステを体験していたところ、あるサロンで、「肌にはバリア機能があるため化粧水をつけても少ししか浸透しない」「うちでは電気を使いバリア機能を一時的に弱めて、化粧品の成分をしっかり浸透させることができる」と説明を受け、その時はすごいなと思いましたが、後からおかしいと感じるようになりました。

肌が元々持っている機能を弱めてまで、肌に異物を浸透させる必要があるのか?男性は何も付けなくても肌が乾燥しない荒れない人も多いのに?(主人は化粧品が嫌いで何も付けない派ですが、肌がきれいなのです)

ネットで、肌のバリア機能についてや、付けた化粧品がどうなるのか調べたところ、どのサイトにも「バリア機能が低下するのを防ぐために化粧品で保湿しましょう」というくらいしか書いていないのですが、ヘミューさんのサイトには、私の疑問に真正面から回答が書かれていました。「肌が水分をはじく仕様なのに、水分を浸透させようとする矛盾」をしっかり指摘されているのを読んで、ここの化粧品を試してみたいと思いました。2ヶ月後に結婚式を控えていて、化粧品を変えるのは勇気のいるタイミングでしたが、ナチュミルクを購入しました。

使用後は、最初に書いた通り、翌日から化粧水が不要だと実感しました。面白いことに、どこのエステでも、いつも「肌がちょっと乾燥気味ですね、化粧水をしっかり重ね付けしてくださいね」と言われていたのですが、化粧水をやめてナチュミルクに変えてから、エステで「肌の乾燥がなくなりましたね、頑張っていますね!」と言われるようになりました…化粧水を止めたおかげですとは…言えませんでした…乾燥肌が改善したおかげで、肌につやが出るようにもなりました。

朝は洗顔料を使わないぬるま湯洗顔に切り替えたので、それも複合効果があったと思います。(ヘミューさんの石鹸はまだ試せていません)

今までお風呂上がりに、化粧水の重ね付けに30分かけていたのが、ナチュミルクを付けるだけでいいので、1分で済むようになりました。子育てが始まったら、忙しくて毎日30分も化粧水を付けてはいられないと思いますが、ナチュミルクに出会ってその心配もなくなりました。子供にも使えそうです。長年安心して使える、本当に肌のことを考えた化粧品だと思います。こういう商品に出会えて嬉しいです。ずっとこの先も同じ品質で販売し続けてくれたらいいなと思います。(販売中止になったり、有名になりすぎて質が落ちたら…と心配したりしています)」



れから、なぜ、化粧水がいらないのか、やめたほうが肌の調子がよくなるのか、どうすれば肌にうるおいが宿るのか、詳しくお話ししていきます。

長くなります。

でも、必ずお肌のお手入れに役立ちますので、ぜひ、最後まで読んでください。

読んでみて、「やっぱり、化粧水はいらないかも」と感じたら、HEMUEの3ステップアイテムで「肌にうるおいが宿る習慣」を実践してみてください。少しずつ肌の調子があがり、早ければ2週間、遅くても3ヶ月ほどで乾燥の改善が実感できると思います。

キメが整い、「きれいですね!」と、褒められる素肌が育ってきます。


1.肌のうるおいが宿る場所はどこでしょう?

初に質問です。

肌のうるおいを保とうとしてお手入れしていると思いますが、そもそも、うるおいは肌のどの場所に宿るのでしょうか?

この肌の構造図を見て少し考えてみましょう。



うるおいは、肌の一番外側の「角質層」という場所に宿ります。

うるおいが宿っていると肌の調子が上がり、キメが整い、内側から美しさがこみあげる素肌が育ってきます。

うるおいが宿り難くなっていると、肌が乾いてカサカサし、キメが乱れ、肌の艶やかさを失います。

毛穴の目立ち、乾燥による小じわ、ニキビなどの、様々な不調が起りやすくなります。

それだけではなく、肌が敏感になり、シミ・シワもできやすくなります。角質層には肌の内側を守る「バリア機能」がありますが、うるおいが宿らないとそのバリアの役割を果たすことができなくなり、内側に刺激が伝わりやすくなるからです。

肌の調子や美しさは「うるおい」に大きく左右されますが、では、うるおいとは何でしょうか?


2.うるおいとは?

るおいとは、単に油分や水分のことではありません。

皮膚科学の専門書では、「肌表面、角層細胞内、角層細胞間の3カ所に存在する保湿因子そのもの(皮脂膜・NMF・細胞間脂質など)や、これらの保湿因子の働きによって保たれている水分」と、表現されています。

少し難しく感じると思いますが、要は、うるおいは角質層を構成している全ての要素でできているのです。

つまり、「角質層=うるおい」と考えるとわかりやすいと思います。

そして、「角質層が健康な状態=うるおいが宿っている状態」、「健康が損なわれている状態=うるおいを失っている状態」です。

角質層が健康な状態とは、角質細胞や保湿因子がしっかりと機能しその働きで適度な水分が保たれている状態です。

このことが重要なので、化粧水で水分を与えるだけではうるおいは宿りません。一時的にうるおったように感じるだけです。

むしろ水分を与え過ぎると角質細胞が壊れてしまうことが指摘されています。

角質細胞が壊れてしまうと健康が損なわれてしまうので、当然、うるおいは宿らなくなります...


3.角質層内の水分には3つの状態がある

0年ほど前までは、角質層は死んでしまった細胞が積み重なった単なる物質として扱われ、剥ぎ取ったほうがよいさえと考える研究者もいたそうです。

ですが、現在は、美しい素肌を保つために、どうやって立派な角質層を育てればよいのかという研究が盛んになっています。つまり、角質層の健康を守ること・保つことが、いかに大事かということが分かっているのです。

そうした研究の結果、水分を与え過ぎると、角質層を構成している角質細胞が壊れてしまうと指摘されているのです。

その理由は、角質層内の「水分の状態」が関係しています。

水分の状態は3つあります。

「一次結合水」、「二次結合水」、そして「自由水」の3つです。

角質層内のイオン類、アミノ酸、タンパク質などの分子に結合している水が、一次結合水と二次結合水です。

一次結合水は、角質層内の水分の5%ほどで、160度で加熱しないと蒸発することはないぐらい角質層内の物質としっかりと結合しています。

二次結合水は、乾燥した環境ではゆっくりと蒸発していくようなゆるい結合状態です。温度、湿度などの外部環境によっては失われてしまうので、角質層の水分保持には、二次結合水を失わないようにすることが大事です。

自由水は、角質層内の物質とは結合していない状態の水です。

そして、化粧水の水分は外から与える水分になるので、与えると増えていくのは自由水です。しかし、自由水が一定の量を超えると、角質層を構成している角層細胞の張りがなくなって脆くなり、最終的に破壊されてしまうと指摘されています。

このような指摘を踏まえれば、化粧水の大量塗布やパックなどは見直すべきです。

実は、角質層に含まれている水分量はそれほど多くないからです。


4.顔の角質層に必要な水分は何cc?

の中には、体の中から、つまり内側から水分が供給される仕組みになっています。

そして、水分をはじく役割をしている角質層内にも肌の内側から届けられる水分と汗の水分が含まれていると考えられています。その水分によって柔軟さなどを得ているので、もし、水分がなかったらパリパリになって裂けてしまいます。

では、「顔の部分の角質層」には、どれぐらいの量の水分が含まれているでしょうか?

顔の角質層の厚さはラップと同じか(0.02mm程)、それ以下です。水分は20%〜30%ほど含まれている状態が理想とされています。

それをもとに計算すると...

顔の角質層の体積は、ざっくり1ccほどでしょうか。

含まれている水分はその20%〜30%ほどだとすると、0.2〜0.3ccほどの水分が含まれていることになりますね。

肌に乾燥による不快感が生じるのは、角質層に含まれている水分が減った影響ですが、仮に水分が半分近くも減ったとしても、その量は0.1〜0.15ccほどです。目薬2、3滴分ぐらいで十分なので、角質層に水分を補う必要があるとしても、美容液やクリームなどで十分に補えます。

だから、水分を与えようとして化粧水をつける必要はありません。貯水するようなイメージで化粧水をつけていると思いますが、実際に起きていることは全く違います。


5.化粧水で貯水はできない

とえば、ラップぐらいの厚さしかない薄い紙が水分を吸い込んでびっしょり濡れたらどうなるでしょうか?

ぐしゃぐしゃになって、もろくなって、場合によっては破けてしまうかもしれません。破けないにしても、過剰な水分が蒸発した後の紙はとても乾燥しバリバリした状態になりますよね。

角質層は化粧水をパシャパシャつけられている間、その紙と同じ状態になってしまわないように必死で抵抗しているのです。

外から大量の水分が一気に浸透してきたら壊れてしまうので、水分を浸透させないようにはじきます。はじかれた水分は浸透できずに蒸発していきますが、それでも水分を与えようと押し込み続ければ、自由水が増え続けやがて角質細胞が壊れだします。

角質細胞が壊れだすと角質層の構造も崩れだし、保水力が低下します。

もろくなった紙と同じように、乾燥しやすい状態になっていってしまうのです。

どうしても化粧水をつけたいとしても、角質層の表面が軽く湿る程度の量に留めた方がよいのですが、なのに、顔の肌には化粧水をたっぷりつける必要がある、たっぷりつけるのが良いと思ってしまうのは、なぜでしょうか?

その理由は大きく2つあると思います。

「保湿成分を十分に与えられない」、「メイク効果に惑わされてしまう」の2つです。


6.化粧水では保湿成分を十分に与えられない

質層の表面は、肌つくるクリームとも言われる「皮脂膜」で保護されています。

ですが、洗顔すると汚れとともに落ちてしまうので、角質層の表面がむき出しになり「乾燥を感じやすい状態」になります。同時に「水分をはじく力が弱まった状態」にもなります。

皮脂(油分)が分泌され、皮脂膜(油分・水分・保湿成分が混ざり合ったもの)が復元してくると解消されてきますが、ある程度、復元するまでに1時間ほど、完全に元に戻るまでは4時間がかかると考えられています。

だから、洗顔の後は、皮脂や皮脂膜と同じような成分を利用して、肌表面の角質層を乾燥や刺激から守るのが自然なお手入れなのです。

しかし、化粧水の内容成分は、皮脂・皮脂膜とはぜんぜん違います。

化粧水はたっぷりとつけられるようにすることが前提になっているので、水分を大量にし、油分はゼロ(最近は、油分を混ぜたものも登場していますが)、保湿成分は少量にして作ってあります。

当然、たっぷりつけないと肌がしっとりするほど保湿成分を与えられません。つまり、しっとり感の正体は化粧水の水分ではなく「肌に残る保湿成分」なのです。

化粧水をたっぷりつけたくなるのはそのためですが、たっぷりつけることで肌がしっとりすれば、「化粧水で水分をたっぷり与えることは大事」と、勘違いしても仕方がありません。


7.化粧水によるメイク効果に惑わされてしまう

質層は水分を吸い込むと膨らみます。

すると、肌にハリを感じます。そして、瑞々しさが増しきれいに見えるようになります。

この見た目のよい変化は嬉しく感じると思います。だから、たっぷりとつけたくなってしまうのではないでしょうか。

でも残念ながら、そう見えるのは水分を吸い込んで膨らんでいる間だけ。一時的なもので、本当に肌がきれいになったのでも肌質がよくなったのでもないのです。

外から与えた過剰な水分(自由水)は角質層に留まることができないので、どんどん蒸発していきます。

そして、水分の蒸発とともに角質層はしぼみます。

時間の経過とともに肌に乾燥を感じだし、見た目も化粧水をつける前の肌の感じに戻っていくのはそのためです。

「水分が逃げないように、最後にフタをする基礎化粧品をつけるとよい」と説明されると思いますが、実際には自由水の蒸発を防ぐことは難しいですし、「メイク効果」を持続させるために「フタ」をしても、本当の意味で肌がよい状態になるわけではないのです。

一時的な満足感と引き換えに、いつの間にか肌質が乾燥肌・敏感肌になってしまっている...ということも考えられます。

実は、これが落とし穴です...


8.乾燥・敏感肌になってしまう理由

質層は、主に「角質細胞」と「細胞間脂質」でできています。

よくレンガの壁に例えられますが、角質細胞がレンガで細胞間脂質(セラミド・脂肪酸・コレステロールなど)は角質細胞同士を繋ぐモルタルです。

水分は、この角質細胞内と細胞間脂質に含まれています。角質細胞の水分はNMFと呼ばれる保湿成分が吸着して保ちます。細胞間脂質では、ラメラ構造というサンドウィッチような仕組みで水分を挟み込んで保っています。



この仕組みや構造が壊れないようにサポートするのがスキンケアの大事な役割です。

しかし、これまで説明してきたように、化粧水をたっぷりとつけると自由水が増え、その影響で角質細胞が疲弊し壊れてしまう恐れがあります。

また、化粧水の効果として美容成分の浸透をよくする「ブースト効果」あるという説明も見かけます。これは裏を返せば、「角質細胞」と「細胞間脂質」で築いている「バリア」を壊し、すき間を生じさせるということです。

よく考えれば、それは角質層の構造の崩れを意味します。

そして、このような「角質細胞の疲弊」や「角質層の構造の崩れ」が、乾燥肌・敏感肌になってしまう始まりです。


由をわかりやすくするために角質層を上層部と下層部の2つにわけて説明します。

化粧水をパシャパシャつけ続けた影響で、角質層の上層部の構造が崩れ始めたとします。

肌は、その状況を放置しておくわけにはいきません。

「応急手当」のために、通常の肌の生まれ変わり(ターンオーバー)工程をスキップして、早く新しい角質層に入れ替えようとします。

この時、「角質層の未熟化」が起こります...



どういうことか説明しますね。

表皮の肌細胞は、表皮と真皮の境目になる基底層で生まれます。

生まれた細胞は、次に生まれた新しい細胞によって肌表面に向かって押し上げられます。そして、その細胞が角質層のゾーンに到達したタイミングで角質細胞になります。

ターンオーバーがいつものように丁寧に行われているときは、肌表面に向かって押し上げられてきた細胞が角質層のゾーンに到達したタイミングで「細胞の核」が消えて「正常な角質細胞」になります。

核が消えるというのは簡単に言えば細胞が死ぬということなので、「死んで正常な角質細胞」となったときは、細胞膜は厚くなり、細胞内はNMFやケラチン繊維という物質などで満たされ、保水力や強度が増します。

また、「角質細胞になるときに細胞の外に放出された物質」と「細胞の外に用意されていた物質」を使って細胞間脂質が作られ、角質細胞間のすき間を十分に埋めます。

このように「正常な角質細胞と充分な細胞間脂質」が連続してできれば、「成熟した健康な角質層」がつくられ、ハリ、ツヤのよいキメの細かい肌になります。

一方、ターンオーバーの工程がスキップされると、「細胞の核」が消えないまま角質細胞になります。

そうなると正常時よりも小さくて弱い「未熟な角質細胞」になってしまいます。細胞間脂質を作る物質も十分に放出されないので細胞間脂質も減ります。その結果、角質細胞同士のすき間が広がった状態になってしまいます。

この「未熟な角質細胞と不充分な細胞間脂質」が積み上げられ続けると、保水力もバリア力も弱い「未熟で不健康な角質層」になっていきます。

つまり、角質層の上層部の構造が崩れ始めると角質層の下層部から未熟化が始まり、やがて角質層全体が未熟化していきます。その不健康な状態が肌の乾燥を招き、肌を敏感にし、ハリ、ツヤのないキメの乱れた肌にしてしまいます。

それでも致命的なトラブルにならないのは、肌が角質細胞を未熟化させて「応急手当」を続けているからです。化粧水をたっぷりつけられるのは、角質層の水分をはじく仕組みと未熟化に助けられているからだと言えるのではないでしょうか。


9.本当に肌にいいスキンケア

話ししてきた理由で、私は化粧水をやめると決めました。

「角質層の保護・修復」「紫外線から肌が生まれ変わる仕組みを守る」の2つが徹底できる、「肌にうるおいが宿る習慣」を自然に実践できるのが本当に肌にいいスキンケアだと思うからです。

そして、「肌にうるおいが宿る習慣」のために最適だと思えるものがないことにも気づきました。

女性の方は自然とメークアップをするようになります。

そのメイクをクレンジングで落とし、さらに洗顔、その後、化粧水で水分を補い、美容液やパックで栄養(?)を与え、クリームで保護する...という一連の流れが毎日の習慣として生活に組み込まれていきます。

この「塗り重ねる習慣」にあわせて作られた製品はあふれています。

ですが、塗り重ねる習慣は、「肌がうるおったように感じさせるだけの作業」になってしまいがちです。

うるおいが宿る場所である角質層のコンディション自体は低下して、その影響で肌の調子を崩してしまうことも少なくありません。

そんな女性の肌の悩みに接するたびに、なんとか力になりたいと思ってきました。

だから、化粧水はいらないと訴えるだけではなく、「肌自体がうるおって調子がよい、きれいになった」と、感じられるようになるスキンケアを提供したいと思いました。

そのためにつくったのが、HEMUEの3ステップスキンケアです。

「化粧水はいらないかも」と感じていたら、ぜひ、お試しください。

未熟化をストップし健康な角質層を取り戻すと、乾燥や刺激による不快感や肌トラブルが改善し、肌が一番良かったころに近づいていきます。

|+| HEMUE3ステップスキンケアへ続く

肌が化粧水から解放され、頑張らなくても、きれいですね!と褒められる素肌が育ちます。




-参考文献-
『皮膚科学』大塚藤男,上野賢一 金芳堂(2011)
『美容と皮膚の新常識』戸田浄 中央書院(2006)
『岩波 生物学辞典』第5版
『老化と寿命』三石巌 太平出版(2002)
『皮膚は考える』傳田光洋 岩波書店(2005)


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