化粧水はいらない
誰も教えてくれない
化粧水の本質的欠点と本当のうるおい
化粧水をつければつけるほど、うるおいが肌に宿らなくなっていく...
気づいたら、乾燥肌・敏感肌に...
頑張っているのにうるおわない「不思議な現象」に、あなたも戸惑っていませんか?
もし、「化粧水は意味ないのかも...」と感じていたら、それは、化粧水の本質的な欠点によって、「角層のすこやかさ」を失い始めているサインではないでしょうか。
私は、スキンケア製品の開発に長年携わってきましたが、あなたが感じている「そのサイン」は、本当に肌に必要なスキンケアを見つけるための、大切な「気づき」だと思います。
「角層」とは、肌表面の薄い膜のことです。肌の内側を守るバリアの役割をしていますが、実は「うるおい」そのものです。
「一時的なうるおい感」とは違う、本当のうるおいは、「角層をすこやかに保つこと」でこそ、得られます。
すこやかな角層は、キメが整い、うるおいに満ち、触れるたびに心地よい「美しい肌質」そのもの。透明感あふれる肌の源となり、あなたの表情をより豊かに、魅力的に見せてくれます。
私は、化粧水に頼り続けていると、この「美しい肌質」から遠ざかってしまうと考えています。
化粧水の本質的欠点とは?
大切な存在なのに、なぜか見落としがちな角層は、肌の一番外側で水分を弾き、浸透を制限する働きを持っています。
例えば、お風呂に入っている時、お湯がどんどん肌の中にしみ込んでいくことはありませんよね。
しかし、化粧水で水分をたくさん与え続けると角層が過剰な水分で膨らんでいきます。すると、例えるなら、「水分をたっぷりと含んだ食パン」のように丈夫さが失われ、もろくなっていきます。
そうなると、あなたの肌にどんな影響があると思いますか?
もう気づいているかもしれません...
肌のうるおいが失われ、乾燥による様々な悩み、例えば、不快感、ハリ・キメの低下、くすみなどを引き起こしてしまいます。
なぜなら、角層のすこやかさが失われるからです。
つまり、化粧水の本質的な欠点は、「水分の浸透を制限する働き」を尊重せずに、「大量の水分とともに保湿成分や美容成分を肌に与えようとする製品」だということ。
十数年前、「うるおいが長続きしない...」というお客様の悩みと向き合っているとき、私は、その原因が「化粧水の本質的な欠点」にあることに気づきました。
今は、多くの皮膚科医も、化粧水の過剰な使用について注意を促していますが、この欠点に気づかないと、すこやかさを失った角層をカバーするだけのスキンケアに陥ってしまいます。
スキンケアの本質
私は、スキンケアが、「美しい肌質」を育むためのものであるなら、その本質は「常にすこやかな角層に導くこと」だと思います。
「化粧水はいらない」という結論に至り、自身で開発した化粧水の販売もやめました。
そして、私たちにとって本当に必要なスキンケアのために、「スキンケアの本質」を追求。
数々の失敗と迷走を経て、「常にすこやかな角層へ」とサポートする力を持つ「ミニマルなスキンケア」を提供できるようになりました。
この「ミニマルなスキンケア」は、角層の「水分の浸透を制限する働き」を尊重し、HEMUEが考える「整える」「守る」「育てる」の「本当に必要な3つの要素」を効果的に連携。
化粧水に頼らず、乾燥肌・敏感肌の悩みに寄り添い、「美しい肌質」を育みます。
「シンプルなケアやオールインワン製品」とは、どう違うのか?
(考え方が、全く違うんです!)
HEMUE(へミュー)を立ち上げ、自信を持って開発した化粧水をやめた理由から、順番に詳しくお話ししていきます。
|目次|
1.化粧水では満たされない?
2.化粧水への信頼が崩れる
3.目薬2、3滴ほどで十分だった!
4.水分をたっぷりと含んだ食パン
5.角層の悲鳴は聞こえない
6.一時的な満足感の代償
7.肌細胞の旅、そして2つの結末
8.未熟化が肌の悩みの種
9.価値観が生む矛盾
10.美白を超え、シワも誇りに
11.スキンケアのミニマリスト
12.よし!常にすこやかな角層へ
配信開始2007年
最終更新2024年09月
化粧水では満たされない?
HEMUEをスタートして2年目の2007年。
私は、複雑な気持ちを抱えていました。
化粧水の心地よい使用感を喜んでくださるお客様がいる一方で、化粧水をたっぷりつけ油分で蓋をしても、「うるおいが長続きしない...」「夕方になると目元や口元がカサカサする...」という声も届いていたからです。
実は、30代後半まで勤めていた化粧品会社でも、同じような悩みを持つお客様の声をよく耳にしていました。
だから私は、大切な肌のために本当によいことをしたい」という想いにまっすぐ向き合いたくてHEMUEを始めたのです。
肌への負担が少ない製品を提供したい一心で、合成界面活性剤や防腐剤などの「必要悪成分」に対処した化粧水を開発しました。
(合成界面活性剤は、洗剤のように水と油を混ぜ合わせる力(乳化力)を持つ成分です。化粧品には、汚れを落とす、成分の分離を防ぐ、浸透力を高めるなどの目的で、様々な成分が配合されていますが、その中でも合成界面活性剤は、肌の乾燥を招く大きな原因の一つとなっています)
しかし、肌に良い成分だけを厳選した化粧水でも、お客様の悩みが解決しなかったのです。
「もしかして、化粧水では満たされない?」
あなたも感じているかもしれない、そんな疑問が頭をよぎりながらも「何か、見落としていることがあるのでは...」
と、寝る間も惜しんで改良を重ねていた時のこと。
ある化粧品原料メーカーの資料に「許容量を超えた水分で角層が壊れだす」という記述を見つけたのです。
「まさか、化粧水の水分が肌に負担をかけている?」
化粧水への信頼が崩れる
心臓がドキドキしていました...
肌の保湿の常識は、「化粧水で水分をたっぷりと与え、与えた水分を逃さないように油分を含むアイテムで蓋をする」です。
しかし、「角層が壊れだす理由」を理解するにつれ、化粧水への信頼も、保湿の常識さえも、私の中でガラガラと崩れてしまったのです。
私は、「化粧水の販売は続けられない」と思いました...
決心は固かったものの、何百本もある在庫を見て何日も心が揺れました。「化粧水の販売をやめる」と伝えるメールを送信する時は、クリックするまで何時間もかかりました。
もしかしたら、あなたも、化粧水に疑問を感じながらも、長年使い続けてきたものを手放すことに不安があるのかもしれません。
そうだとしたら、似たような心境だったと思います。
それでも私は、臆病な気持ちを振り切って化粧水の販売をやめました。
「許容量を超えた水分で角層が壊れだすという指摘」と「化粧水の役割とされている水分を与えること」を照らし合わせると、「化粧水ありきのスキンケア」がリスクを抱えていることは明白だったからです。
お客様から「うるおいが長続きしない」という声が届くたびに、後ろめたい気持ちになるのは嫌でした...
目薬2、3滴ほどで十分だった!
角層は、うるおいであり、肌内部を守るバリア=「防護壁」です。
そして、現在の皮膚科学では、角層をすこやかに保つことが、肌の美しさを保つための最善の方法だと考えられています。
なぜなら、角層は、肌を正常に保とうとする働き(ホメオスタシス:簡単に言うと、健康な状態を保とうとする力のことです)と、深く繋がっているからです。
角層をすこやかに保てば、ホメオスタシスによって、乾燥や紫外線によるシワ、シミも含めて、ハリや弾力の低下、くすみなど、美しさの妨げになる悩みの多くは予防・改善が期待できます。
その「すこやかさ」を奪ってしまう大きな原因の一つが、私たちが当たり前のように行ってきた化粧水での水分補給なのです。
意外なので、ちょっと信じられないかもしれません。
でも、「水分をたくさん与えること」は、「すこやかな角層」を保つために本当に役立つのでしょうか?
化粧水をつけている「顔の角層」は、体の中で最も薄くデリケートです...
(体の肌の半分〜3分の2ほどの厚さしかなくラップより薄い!)
そのため、乾燥した環境などの影響を受けやすく、角層に保たれている「汗の水分」や「肌の内側から届けられる水分」が、失われやすい状態にあります。
そして、水分が減少すると柔軟性が失われ、つっぱり感やゴワゴワ感などの不快な症状が現れます。さらに、角層が持っている刺激から肌を守る「バリアの力」も低下してしまいます。
...確かに水分補給は必要かもしれません。
ただ、不快な症状が現れるとき、理想の状態と比べて、水分はどのくらい減っているのでしょうか?
角層は、その重さの20〜30%ほどの水分が保たれている時、適度な柔軟性がある理想的な状態だとされています。
それをもとに計算すると...
何らかの理由で、角層(お顔部分)の水分が半分蒸発していたとしても、「目薬2、3滴:0.2mLぐらい」の水分なのです。
たったこれだけで、「失った水分自体」は取り戻せます。
だから、化粧水で大量の水分を補給する必要はありません。
むしろ...
水分をたっぷりと含んだ食パン
化粧水で大量の水分を与えると、角層には具体的にどのような影響があるのでしょうか?
ここは、角層の身になって想像してください...
角層には、一時的にその重さの3倍ぐらいまで水分を含むことができる、スポンジのような性質も備わっています。水分の浸透を制限する働きがあるので、大量の汗など、過剰な水分を含んでも簡単に壊れないようにするための機能です。
だから、化粧水の推奨使用量(500円玉大:2mL〜5mLほど。肌状態によってはそれを2、3回とされている)を、角層内に押し込むことはできます。
でも、必要な水分はほんの少し(目薬2、3滴:0.2mLぐらい)のなのに、それを遥かに超える水分を押し込まれたらどうなるでしょう?
必要以上の水分で、角層はどんどん膨らんでいきます。
すると、角層内部のバランス(構造)がくずれていきます。
例えるなら、「水分をたっぷりと含んだ食パン」のように丈夫さが失われ、もろくなっていきます...
「保湿成分や美容成分の浸透をよくする」という謳い文句も、実は化粧水の水分で角層を一時的に膨らませ、バリアの力を弱めているだけです。
バリアが弱くなれば美容成分が浸透しやすくなるかもしれませんが、それは角層のすこやかさを犠牲にしている状態です。
角層の悲鳴は聞こえない
そして、角層を膨らませた水分は、角層自身の力では保てません。
時間の経過とともに蒸発し角層はしぼんでいきますが、角層が過剰な水分で膨らんだとき、「水分をたっぷりと含んだ食パン」のように丈夫さを失ってしまっていたら、バリアの力は元には戻りません。
水分を保つ力も弱くなります。
例えば、水に濡れる前の紙には水を弾く力(バリア機能)がありますが、一度水浸しになった紙は、乾いてもシワシワになり、水を弾く力も弱くなってしまいますよね。そして保てる水分量も減るのでガサガサになってしまいます。
角層にも同じようなことが起こるのです。
大量の水分で起きることは、もし、声を出せるなら「助けて!」と叫びたい、そんなことばかりです...
もし、保湿のためではなく「ニキビなどの炎症対策」として化粧水を使う場合でも、肌が軽く湿る程度の少量にとどめ、無理に押し込まない方が良いです。
化粧水をたっぷり使うと、含まれている保湿成分が肌に多く残るので、しっとり感はその分続くかもしれません。また、角層が水分を吸収して膨らむので、その間は透明感が増したように感じるかもしれません。
しかし、その一時的な満足感は、「角層の力」を奪うリスク、さらに言えば「壊してしまうリスク」と引き換えです。
リスクと引き換えに「一時的な満足感」を得ることと、「角層をすこやかに保つ」ことは、全く違います。
一時的な満足感の代償
角層は、レンガのように積み重なった「角質細胞」と、その間を埋めるセメントような役割をする「保湿因子」でできています。
そして、肌のうるおいは、この角層全体で成り立っています。
うるおいというと、多くの人は「水分」や「油分」を思い浮かべると思うのですが、それだけではないのです。
角層を構成している全ての要素と、その要素の力で保たれている水分が「肌のうるおい」です。
だから、「肌のうるおい」にとっても、「角質細胞」と「保湿因子(皮脂膜・NMF・細胞間脂質)」が、しっかり整っている状態、つまり「すこやかな角層」を保つことが大切です。
中でも、特に重要な要素が「角質細胞」です。
角層は、「角質細胞」が何層も積み重なってできていますが、水分や油分と違って、角質細胞そのものをスキンケアで補うことはできません。
そして、化粧水での「一時的な満足感」の代償は、「角質細胞」が「未熟化(不完全な状態=不全角化)」してしまうことです。
この「未熟化」を防いで「成熟化(完全な状態)」を保ち続けることが、「角層のすこやかさ」の大切な鍵です。
肌細胞の旅、そして2つの結末
肌(表皮)の「新しい細胞」は、表皮と真皮の境目の基底層にある「母細胞(お母さん細胞)」から生まれます。
お母さん細胞から「オギャー!」と生まれた新しい細胞は、次に生まれた細胞に押し上げられる形で表皮の表面に上がっていきます。これが繰り返され、細胞が何層も積み重なって表皮ができていきます。
その表皮の一番上の層が角層ですが、内側から押し上げられてきた細胞が「角層のゾーンの入り口」に達したときに「角質細胞に変身」します。
この変身のとき、「細胞の核」を失い、「ちゃんと死んだ完全な状態の角質細胞」になることを「成熟化」と言います。
「え、死んでしまって大丈夫?」と、心配かもしれませんが、安心してください。
成熟化すると大きさも強度も十分なレンガ=角質細胞になります。そして成熟化と同時に、セメントの役割をする「保湿因子」も十分にできます。
つまり、順調に成熟化が続くことで、健康な角質細胞と保湿因子が積み重なっていき、バリア機能と保水機能がしっかり備わった「すこやかな角層」ができていきます。
ところが、一時的な満足感の代償として、角層の構造が崩れたり、角質細胞が傷ついたりすると、その応急処置のために肌のターンオーバーが早まったり、乱れたりします。
例えば、応急処置を急ぐあまり、肌細胞が角質細胞に変身するタイミングで成熟化できず、不完全な状態のままで角層に押し上げられます。
これが「未熟化」です。
念のためのですが、「卵の半熟」とは違います...
未熟化すると、大きさや強度が不十分な角質細胞になってしまいます。そして、成熟化と同時につくられる仕組みになっている「保湿因子」も十分にできません。
そのため「未熟化」が続くと、もろいレンガが積み重なっていきます。そのすき間を埋めるセメントも足りないので、角層という防護壁のすき間が広がったような状態になっていきます。
そのため、バリアの力も保水の力も衰えます。
保水力が衰えると、役割を終えた角質細胞が「垢」となって剥がれ落ちにくくもなります。(垢は、剥がれた角質細胞が皮脂膜(皮脂と汗でできたクリーム)と入り混じったもの。角層ではない)
「成熟化」か「未熟化」か。
どちらに変身するかで、角層のすこやかさが全く違ってしまうのです。
未熟化が肌の悩みの種
もし、「うるおいが長続きしない」「カサつく」「キメの乱れ」「くすみ」「ハリの低下」「肌荒れによる赤みやかゆみ」「過敏な反応」などの、肌の悩みや不調を抱えてるとしたら...
保湿不足よりも、未熟化により角層のすこやかさを失っていることが、大きな原因だと思います。
だから、改善の鍵は、肌のターンオーバーリズムを安定させ、「成熟化した角質細胞」を積み上げていくことです。
そのためにスキンケアでできることは、角層の構造が崩れたり、角質細胞が垢となって剥がれ落ちるまで傷ついたりしないようにサポートすることです。
例えるなら、角層の「ボディガード」が必要です。
ですが、化粧水ありきのスキンケア=何種類ものスキンケアアイテムを「塗り重ねる習慣」は、角層に負担をかけ、未熟化の原因となっていると言わざるを得ません。
さらに今では、化粧水の前に使うという「プレ化粧水」「導入美容液」など、「浸透を促進するという製品」も登場し、塗り重ねる習慣を加速させています。
「スキンケアは、一体どこへ向かっているのか...」
肌の奥への浸透を狙う製品を重ねるたびに、角層の構造は崩れ、未熟化のリスクは高まるばかりなのに、なぜ、「塗り重ねる習慣」が加速しているのでしょう?
もしかしたら、その一因は「シミやシワのない、実年齢より若く見える肌でいるべき」という価値観かもしれません。
価値観が生む矛盾
価値観そのものを否定するつもりはありません。
ただ、「シミやシワのない実年齢より若い肌」を追い求める頑張りが、肌にとって本当に必要な「角層のすこやかさ」を犠牲にしているように感じてなりません。
長年、化粧品開発に携わってきたからこそ断言しますが、「美白やシワ改善効果を謳う美容成分の効果」は、とても穏やかなものです。
それに効果を発揮するためには、角層を通り抜け、肌の奥深くまで浸透する必要があります。
残念ながら、角層を犠牲にして無理に浸透させても、「年齢を重ねることで自然に生まれてくるシワやシミ」が消えてなくなるような効果は期待できません。
大切な時間やお金、心のエネルギーを費やし無理に浸透させても、角層の力を失い、肌のうるおいや透明感を遠ざけてしまう可能性が高くなります。
にもかかわらず、多くの美容雑誌や広告は、美白やシワ改善成分の効果や浸透力を過剰に強調しています。
自然に生まれてくるシワやシミを除けば、角層をすこやかに保つことで、乾燥や紫外線によるシワ、シミも含めて、ハリや弾力の低下、くすみなど、美しさの妨げになる悩みの多くは予防・改善が期待できるのに....
分かっていても、うっかり、釣られそうになってしまいますよね。
だから...
美白を超え、シワも誇りに
こうした情報に惑わされず、「美白至上主義から脱却し、シワも自分らしさの一部として受け入れる」という価値観の転換が、結果として、肌の悩みや心の疲弊からの解放につながるのではないでしょうか。
年齢を重ねることで自然に生まれる「幸せなシワ」、例えば、笑いジワや目尻のシワのように、豊かな表情とともにある、あなたの歴史の一部です。
それは、子供のようなシワやシミのない肌では表現できない、かけがえのない、「大人の女性ならではの魅力」です。
その魅力を生き生きと映すのは、透明感あふれる肌の源。キメが整い、うるおいに満ち、触れるたびに心地よい「すこやかな角層=美しい肌質」です。
例えば、「素敵に年齢を重ねていますね」という表現がぴったりな、グレイヘアの女性の肌が醸し出す透明感のある色つやに、思わず目を奪われたことはないでしょうか?
私は、真の美しさは、シワやシミの有無ではなく、角層のすこやかさにあると思うのです。
こうした価値観の転換は、スキンケアのあり方にも影響を与えます。
スキンケアが「美しい肌質」を育むためのものであるなら、その本質は「常にすこやかな角層に導くこと」ではないでしょうか。
そのためには、「本当に必要な要素」を見極めることが重要です。
スキンケアのミニマリスト
だからこそ、HEMUEは「スキンケアのミニマリスト」でありたいと思います。
ミニマリズムとは、ただ「物を減らすこと」ではなく、「物の本質を追求し、本当に必要なものを見極め、心豊かな生活に繋げること」だと、私は考えているからです。
スキンケアにおいても本質を追求すると、行き着く先は「ミニマリズム」ではないでしょうか。
単にアイテムを減らしてシンプルにするのではなく、常にすこやかな角層に導くために本当に必要な要素を見極めて、美しい肌質に繋がるスキンケアを目指しています。
「大切な肌のために本当によいことをしたい」という気持ちに応えたいので、「本質を見失った製品」、例えば「プレ化粧水」や「導入美容液」のような、化粧水が抱えているリスクを助長する製品は、つくりたいとは思いません。
決して「清廉潔白」ではないです。
人間だもの...ではないですが、誘惑に負けそうになることもあります。
それでも、本当に役立つと感じられないものを販売するのは、開発者として苦痛なのです。
やっぱり、「佐藤さん、使ったら肌の調子が良くなって自信を持てるようになりました!」と喜んでいただけるのが、一番嬉しいのです。
よし!常にすこやかな角層へ
化粧水の販売をやめてから10年ほど経った頃、ようやく「生石けん+クリーム」というコンビネーションが形になりました。
それまでは...
お客様に「化粧水を我慢したらキレイになるの?」と問われ、答えに窮したこともありました。
防腐に失敗して、つくったクリームを全て廃棄したこともありました。
使いこなすのが難しい原料を何種類も必要としたので開発が難航、製品化を諦めかけたこともありました。
...たくさんの失敗と迷走を経て、ついに、水分の浸透を制限する働きを尊重した「化粧水に頼らないスキンケア」を実現できたのです。
オールインワン製品のように、多くの機能を1つに詰め込むのではなく、「整える」「守る」「育てる」のHEMUEが考える「本当に必要な3つの要素」を効果的に連携。
「常にすこやかな角層へ」とサポートする力を持つミニマルなスキンケアです。
その後も、「美白を超え、シワも誇りに」というコンセプトと「ミニマリズム」の考え方を大切に、進化を続けています。太陽の下でも、自信を持って過ごせる肌でいられるように紫外線対策の製品も開発しました。
毎日のスキンケアが美しい肌質に繋がるよう、「常にすこやかな角層に導くこと」にこだわり続けてきた、HEMUEの「3つの基本アイテム」を次のページで詳しく紹介します。
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あなたも、HEMUEのミニマルスキンケアで「美しい肌質を育む習慣」を始めませんか?
乾燥肌・敏感肌の悩みがやわらいで、「化粧水はいらない」と実感できます。
-参考文献-
『皮膚科学』大塚藤男,上野賢一 金芳堂(2011)
『美容と皮膚の新常識』戸田浄 中央書院(2006)
『老化と寿命』三石巌 太平出版(2002)
※このページにはスキンケアについてのヘミューの考え方を記載しています。弊社に無断でこのページの内容の全てまたは一部の転載を禁止します。