化粧水は、いらない。

「どうすれば、本当に肌のうるおいを保てるのだろう...」

セールスのための化粧品ではなく、
スキンケアに必要な「肌にまじめな化粧品」を作るため、
私は化粧水の販売をやめました。

あなたの肌にうるおいが宿り、
「きれいになった!」と、喜んでいただくこと。

それがヘミューの原動力です。


化粧水がいらない理由の説明会・本当に肌によいスキンケア



化粧水をたっぷりつける習慣をやめると、肌の乾燥がやわらぐ

然のように使われている化粧水ですが、使わないと肌が乾いてシワシワになってしまうのでしょうか?

実は、そんなことはありません。

にわかには信じていただけないかもしれませんが、「化粧水に依存しないスキンケア」に切り替えると、肌の乾燥の悩みを根本から改善できるようになります。

早ければ3週間、遅くても3ヶ月ほど経つと、肌のハリ・ツヤが増し、キメが整って、若々しい肌になってきたことを実感できるはずです。

肌が乾燥したり、敏感な状態になったりし、美しさが損なわれる大きな原因の一つは、「肌の一番外側の角質層という肌バリアが弱ること」なのですが、化粧水に依存しないスキンケアをすると、弱っていた角質層が本来のよい状態を取り戻せるからです。

反対に「きれいな素肌でいたい、きれいな素肌になりたい」と、パシャパシャと化粧水をつけていると角質層が弱り、若々しくきれいな素肌が遠ざかってしまう心配が高まります。

ちょっと、お風呂に浸かっている状況を思い出してみてください。

お湯がどんどん体の中に浸透してきたことはありますか?

ありませんよね。でも、なぜ、お湯は体の中に浸透しないのでしょう?

それは、もちろん「肌がお湯をはじいて浸透を防いでいる」からです。

つまり、「肌には水分をはじく役割」があります。その「水分をはじく役割」を担当しているのが、「肌バリア=角質層」なのです。そして、水分を浸透させようとして、化粧水をたっぷりつけているところも、角質層です。

化粧水はいらない理由の図解

「水分をはじく役割をしているところに、水分をたっぷり浸透させようとする...」

よく考えてみると矛盾してませんか?

この矛盾する行為は、角質層を弱らせ、若々しくきれいな素肌を遠ざけてしまいます。

洗顔で肌を擦らないようにするのがセオリーになってきていますが、その理由は角質層を弱らせないようにするためです。

であれば、化粧水をパシャパシャつける行為も見直すのが自然だと思いませんか?


直にお話しすると、私が化粧水がいらないことに気づいたのは、このヘミューを始めて2年ほどが経った2007年でした。

それまでは化粧水をつけることに疑問を感じていなかったのです。

それどころか化粧水を開発し、そしてたっぷりつけるようにアドバイスしていました。

けれども、化粧水をたっぷりつけるスキンケアは「セールスのための美容知識」から生まれたスキンケアだったのです...


前、私は、いわゆる自然派の化粧品会社に勤めていました。

そこで働く中で、イメージ広告やセールストークに振り回されて、本来のきれいな素肌を失ってしまった女性のことを見聞きしました。また、そんな女性の弱みにつけ込んで、必要とは思えない商品を売り込む販売員の姿も目にしました。

中でも、最もショックだったのは、お客様のために真面目にアドバイスしている販売員であっても、「皮膚科学的根拠」にもとづいたアドバイスをしているのではなく、会社で教わった「セールスのための美容知識」にもとづいてアドバイスをしていたことです。

そのことに葛藤をいだき会社をやめ、一旦は化粧品業界からも離れたはずなのに、結局、同じことをしてしまっていたのです。

「化粧水はいらないのだ」と、気づいたときはヘミューを続けるか悩みました。

悩んだ末、化粧水の販売をやめ、今度こそ、スキンケアに必要な「肌にまじめな化粧品」をつくるために、在庫の化粧水を一本、一本、捨てました...

そして、新しい「スキンケア製品」の開発に着手。

完成後も、もっともっとよくなるはずだと考えて何度も見直し、よりベストと思える状態に近づけてきました。

スキンケアで悩み続けていた方に、「ヘミューを使ってよかった。もう、他の化粧品は気にならない」と、言っていただけるようにもなりました。

その原動力は、使っていただいた方に「きれいになった!」と、喜んでいただくこと。

本当にそれしか、ありません。

あなたにも「きれいになった!」と、喜んでいただきたいので、これから理論的なこともお話ししたいと思います。

少し長くなります。

ですが、理論的なことも知っていたほうが、安心して化粧水に依存しないスキンケアができると思います。肌にうるおいが宿るようになりますので、ぜひ、読んでください。


「化粧水がいらない本当の理由」と肌にうるおいを宿す方法

は、角質層という肌バリアで守られています。

角質層が弱ってしまったら、肌はよい状態を保つことができません。

若々しさ美しさを失い、乾燥などの不快な感覚が生じたり、肌が敏感になったり、カサカサ、毛穴の目立ち、乾燥による小じわ、くすみ、ニキビなど、様々な悩みができるきっかけにもなります。

角質層はラップほどの厚さしかない薄い層ですが、若々しさ・美しさに影響するハリ・ツヤ・キメを左右し、同時に肌内部を守り、シミ・シワなどの肌の悩みを予防する大切な「器官」なのです。

このことを踏まえれば、スキンケアの本当の目的は、「角質層のコンディションをよい状態に保つこと」のはず。

しかし、そのために化粧水を使う必要はありません。

肌の中には体の中から水分が供給される仕組みになっているので肌の外から水分を浸透させようとする必要がないし、そもそも角質層自体に含まれている水分量もそれほど多くないのです。


1.顔の角質層に含まれている水分は何cc?

が水分をはじく様子が、健康で若々しい肌かどうかの物差しにもなっていますね。

健康で若々しい肌ほど水分をはじく力があり、そのはじく役割をしているのが角質層です。

とはいえ、もちろん角質層自体にも、ある程度の水分が含まれています。

汗の水分と肌の内側から届けられる水分が含まれていると考えられています。その水分によって柔軟さなどを得ているので、まったく水分がなかったらパリパリになって裂けてしまいます。

では、「顔の部分の角質層」には、どれぐらいの量の水分が含まれていると思いますか?

角質層には20%〜30%ほどの水分が含まれている状態が理想とされています。そして、厚さはラップと同じぐらい(顔の部分は0.02mm程)です。

それをもとに計算すると...

顔の部分の角質層は体積が1ccほど。

含まれている水分はその20%〜30%ほどだとすると、0.2〜0.3ccほどが含まれていることになりますね。

肌に乾燥による不快感が生じるのは、角質層に含まれている水分が減った影響ですが、仮に水分が半分近くも減ったとしても、その量は0.1〜0.15ccほどです。

もし、水分を補う必要があるとしても、目薬2、3滴分ぐらいでよいので、化粧水に頼らなくても、美容液、クリームなどで十分に補えます。


2.化粧水で貯水はできない

かし、化粧水をパシャパシャとつけるとかなりの量になります。

例えば、500円玉大を重ねづけすると、1cc以上になってしまうと思います。0.1ccほどで十分であることを踏まえれば10倍以上の量です。

角質層にとっては「はじき返さなくてはならない大量の水分」。

望ましい状況ではないはずです。

たとえば、ラップぐらいの厚さしかない薄い紙が水分を吸い込んでびっしょり濡れたらどうなるでしょうか?

ぐしゃぐしゃになって、もろくなって、場合によっては破けてしまうかもしれません。破けないにしても、過剰な水分が蒸発した後の紙はとても乾燥しバリバリした状態になりますよね。

だから角質層は、化粧水をたっぷりつけられている間、その紙と同じ状態になってしまわないように必死で抵抗しているのです。

大量の水分が一気に全て浸透してきたら肌が壊れてしまうので、過剰な水分を浸透させないようにはじきます。はじかれた水分は浸透できずに蒸発していきますが、それでもどんどん水分を与えようと押し込み続ければ、とうとう角質層の構造が崩れだします。

もろくなった紙と同じように保水力が低下して乾燥しやすい状態になってしまいます。

「貯水しているようなイメージ」で化粧水をパシャパシャつけていると思いますが実際は全く違う状況なのです。

どうしても化粧水をつけたいとしても、角質層の表面が軽く湿る程度の量をつけるだけで十分。

化粧水はいらないし、化粧水を浸透させようとすればするほど角質層は弱っていくのですが、なのに、肌には化粧水をたっぷりつける必要があると思っている方は多いと思います。

なぜでしょうか。そんな疑問が浮かんできますね。

理由は大きく2つあると思います。

「保湿成分を十分に与えられない」、「メイク効果に惑わされてしまう」の2つです。


3.化粧水では保湿成分を十分に与えられない

通、化粧水をつけるのは洗顔の後だと思います。

洗顔すると、角質層を保護・保湿していた「皮脂膜」が汚れとともに落ち、角質層の表面がむき出しになります。

そのため、「乾燥を感じやすい状態」と「水分をはじく力が弱まった状態」になります。皮脂が分泌され、皮脂膜が復元してくると解消されてきますが、ある程度復元するまでに1時間ほど、完全に元に戻るまでは4時間がかかると考えられています。

だから、洗顔の後は、皮脂(油分)や皮脂膜と同じような成分(油分・水分・保湿成分が混ざり合ったもの)をつけて、乾燥から肌表面を守るのが自然なお手入れなのです。

しかし、化粧水の内容成分は、皮脂・皮脂膜とはぜんぜん違います。

化粧水はたっぷりとつけられるようにすることが前提になっているので、水分を大量にし、油分はゼロ、保湿成分は少量にして作ってあります。

当然、たっぷりつけないと肌がしっとりするほどの保湿成分を与えられません。つまり、しっとり感の正体は化粧水の水分ではなく「肌に残る保湿成分」なのです。

化粧水をたっぷりつけたくなるのはそのためですが、たっぷりつけることで肌がしっとりすれば、「化粧水で水分をたっぷり与えることは大事」と、勘違いしても仕方がありません。


4.化粧水によるメイク効果に惑わされてしまう

質層は水分を吸い込むと膨らみます。

すると、瑞々しさが増し、肌に透明感やハリを感じきれいに見えるようになります。

この見た目のよい変化は嬉しく感じると思います。だから、たっぷりとつけたくなってしまうのではないでしょうか。

その気持ちはわかります。

でも残念ながら、そう見えるのは水分を吸い込んで膨らんでいる間だけ。一時的なもので、本当に肌がきれいになったのでも肌質がよくなったのでもないのです。

水分の蒸発とともに角質層はしぼみます。

時間の経過とともに肌に乾燥を感じだし、見た目も化粧水をつける前の肌の感じに戻っていきませんか?

「水分が逃げないように、最後にフタをする基礎化粧品をつけるとよい」と説明されると思いますが、「メイク効果」を持続させるために「フタ」をしても、本当の意味で肌がよい状態になるわけではありません。

一時的にハリ・ツヤ・キメが良くなったように見せかけることしかできないですし、乾燥肌・敏感肌の始まりになってしまう心配もあります。


5.乾燥・敏感肌の始まり=角質層の未熟化が起こる

質層は「角質細胞」と「細胞間脂質(セラミド・脂肪酸・コレステロールなど)」でできています。よくレンガの壁に例えられますが、角質細胞がレンガで細胞間脂質は角質細胞同士を繋ぐモルタルです。水分は、この角質細胞と細胞間脂質に含まれています。

角質細胞は水分を吸い込み、吸い込んだ水分はNMFと呼ばれる保湿成分が吸着して保ちます。細胞間脂質では、ラメラ構造というサンドウィッチような仕組みで水分を挟み込んで保っています。

この仕組みや構造が壊れないようにサポートするのがスキンケアの本来の目的だと思いますが、しかし、化粧水をたっぷりとつける行為は逆方向です。

角質細胞は水分を吸い込むと膨らむので、押し込まれた過剰な水分でどんどん膨らんでいきます。しかし、保つことができない過剰な水分は次第に蒸発してしまうので、今度は角質細胞がしぼんでいきますが、水分が蒸発する時にもともとの水分も蒸発してしまい膨らむ前よりもしぼんでしまうことがあります。

その繰り返しで角質細胞が傷ついたり疲弊するとNMFが流れだし、吸い込んだ水分を保つことができなくなる恐れがあります。

また、大量の水分を与えることで美容成分の浸透をよくする「ブースト効果」などという説明を見かけますが、裏を返せば、「角質細胞」と「細胞間脂質」で築いている「バリア」を壊し、すき間を生じさせるということです。それは角質層の構造の崩れを意味します。

そして、このような「角質層の構造の崩れ始め」が、乾燥肌・敏感肌になってしまう始まりです。


由をわかりやすくするために角質層を上層部と下層部の2つにわけて説明します。

化粧水をたっぷりとつけるような間違ったスキンケアや角質層に負担をかける内容成分の製品を使い続けると、角質層の上層部の構造が崩れだします。

肌は、その状態を放置しておくわけにはいかないので構造が崩れだした角質層を垢として捨て去り、早く新しい角質層に入れ替えようとします。そのために肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が普段よりも急速に行われます。速くなるというより工程をスキップして応急手当する感じに近いと思います。

この時、「角質層の未熟化」が起こります...



表皮の肌細胞は、表皮と真皮の境目になる基底層で生まれます。

生まれた細胞は、次に生まれた新しい細胞によって肌表面に向かって押し上げられます。そして、その細胞が角質層のゾーンに移行するタイミングで角質細胞となります。

ターンオーバーがいつものように丁寧に行われているときは、肌表面に向かって押し上げられてきた細胞が角質層のゾーンに移行するタイミングで「細胞の核」が消えて「正常な角質細胞」となります。(核が消えるというのは簡単に言えば細胞が死ぬということです)

「正常な角質細胞」となったときは、細胞膜は厚くなり、細胞内はケラチン繊維という物質などで満たされ強度が増します。また、「角質細胞になるときに細胞の外に放出された物質」と「細胞の外に用意されていた物質」を使って細胞間脂質が作られ、角質細胞間のすき間を十分に埋めます。

このように角質層を構築する「正常な角質細胞と細胞間脂質」が連続してできれば、堅牢な「成熟した角質層」がつくられ、ハリ、ツヤのよいキメの細かい肌になります。

一方、ターンオーバーが急速になると、「細胞の核」が消えないままの角質細胞が増えます。

細胞の核が消えないまま角質細胞になると、正常時よりも小さくて弱い「未熟な角質細胞」になってしまいます。細胞間脂質を作る物質も十分に放出されないので細胞間脂質も減ります。その結果、角質細胞同士のすき間が広がった状態になってしまいます。

この「未熟な角質細胞と細胞間脂質」が連続して積み上げられていくと、保水力もバリア力も弱い「未熟な角質層」になっていきます。

つまり角質層の上層部の構造が崩れると角質層の下層部から未熟化が始まり、やがて角質層全体が未熟化します。その状態が肌の乾燥を招き、そして肌を敏感にし、ハリ、ツヤのないキメの乱れた肌にしてしまうのです。

見方を変えると、角質層の上層部がダメージを受け続けても、それでも致命的なトラブルにならないのは、肌が角質細胞を未熟化させて「応急手当」を続けているからです。未熟化に助けられているから化粧水をたっぷりつけられると言ってもよいと思います。

化粧水をたっぷりつけて、いくつもの基礎化粧品を塗り重ね続けても、時間と費用をかけて「未熟な角質層の維持」に付き合わされ続けるだけになってしまいます。

乾燥肌・敏感肌を根本から改善し、肌が一番良かった頃に近づけていくためには、未熟化をストップし「成熟した角質層」を取り戻さなくてはなりません。


6.角質層の保護・修復を徹底する化粧水に依存しないスキンケア

のためには、まず角質層が成熟できる環境をつくることが欠かせません。

具体的には、角質層の上層部にダメージを与えてしまう間違ったスキンケアや不適切な内容成分の製品の使用をやめることが必要です。そのうえで、角質層の保護・修復を徹底するスキンケアを続ければ「成熟した角質層=すこやかな角質層」が育ってきます。

肌にうるおいが宿り、ハリ・ツヤ・キメのあるきれいな素肌が育ってきます。

敏感になった肌・乾燥しやすくなった肌をカバーするために、基礎化粧品をいくつも塗り重ねなくてはならない状態から脱出できます。


して、「角質層の保護・修復を徹底する化粧水に依存しないスキンケア」のためにつくったのが、石けん、保湿クリーム、日焼け止めによる、3ステップスキンケアです。

化粧水がいらないことに気づいた方に愛用していただき、肌がきれいになったと喜んでいただいています。

ぜひ、お試しください。

|+| ヘミュー3ステップスキンケア




-参考文献-
『皮膚科学』大塚藤男,上野賢一 金芳堂(2011)
『美容と皮膚の新常識』戸田浄 中央書院(2006)
『岩波 生物学辞典』第5版
『老化と寿命』三石巌 太平出版(2002)
『皮膚は考える』傳田光洋 岩波書店(2005)


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