カート

新しい日焼け止めに使用する酸化チタンについて


新しい日焼け止めに使用する酸化チタン(二酸化チタン=Tio2)は、いわゆる「ナノ化酸化チタン(ナノサイズ二酸化チタン)」です。

(以降、二酸化チタン・ナノサイズ二酸化チタンと記述します)

ファンデーションなどの顔料として使用される二酸化チタンの粒子のサイズ(一次粒子径)は、肌を覆い隠すことができるように光の散乱効率が高い200nm〜400nmに調整されています。

そのため、顔料用の二酸化チタンを日焼け止めに使用すると、いわゆる白浮きしやすくなります。

ですが、二酸化チタンの粒子サイズを顔料用の粒子サイズより小さくする=ナノサイズ二酸化チタンにすると光の散乱能力が低下し、肌に塗布しても白浮きせず透明に近い状態になります。また、紫外線を効果的に吸収するようにもなります。

これらの効果がナノサイズ二酸化チタンを日焼け止めに使用するメリットです。

ただ、メリットはあっても、ナノ化された二酸化チタンには、「皮膚を通過し体内に入ってしまうのでは…」という懸念があるかと思います...

でも、ご安心ください。

実際はその心配はありません。

独立行政法人産業技術総合研究所 安全研究化学研究部門が公開している「ナノ材料リスク評価書-二酸化チタン(TiO2) 最終報告版(2011.7.22)には、次のように記載されています。

「Tio2ナノ材料(ナノサイズ二酸化チタン)は化粧品として広く利用されているが、皮膚を介した体内への取り込みについては多くの研究がある。ヒトに関するデータからは少なくとも正常な皮膚では、角質層の最外層までしかTio2(ナノ材料)は入らないと考えられている。既存の報告※を総合するとTio2(ナノ材料)は皮膚深部までは浸透せず生体への有害性はほとんどない可能性が高いと考えられている」

※国内外の複数の機関においてヒトボランティアによる試験を行った結果、皮膚に塗布したナノサイズ二酸化チタンは、角質層および毛包からは検出されたが、真皮までは到達せず、皮膚を通過しないことが示されている

※ナノサイズ二酸化チタンが皮膚に浸透しない理由としては、二酸化チタンをナノ化(一次粒子径100nm以下)しても化粧品原料として使用する際は100nm以上の塊(ノンナノサイズ)となって存在しているので、角質層の隙間を通過できる大きさではないことが挙げられる

また、二酸化チタンと紫外線(光)が反応して発生する活性酸素の影響ですが、化粧品に使用されているルチル型という二酸化チタンの場合、活性酸素の排出量は極微量で、肌への影響は無視できるレベルです。

ただ、粒子サイズが小さくなると重量あたりの表面積が大きくなり、その分、活性酸素の排出量が増えることが考えられるため、ナノサイズの場合はコーティング処理を行って活性酸素の放出を抑制し安全性に配慮するのが一般的です。

以上の情報や原料メーカーによる安全性テストの結果により、新しい日焼け止めの紫外線散乱剤には、「コーティング処理したナノサイズ二酸化チタン」を採用することにしました。

安全性についてもよく検討した上で採用していますので、どうぞご安心ください。


弊社に無断でこのページの内容の全てまたは一部の転載を禁止します。